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  FAQ番号:1875
スキャナーの読取解像度と出力サイズ/品質との関係について教えてください
 
 

きれいに画像を印刷するためには、プリンターの性能に見合った適度な解像度の画像データを用意する必要があります。
ここでは、画像データと印刷解像度について説明します。以下の各項目をご参照ください。

1.解像度とは

スキャナーの説明によくでてくる解像度は、原稿を読み取る時の細かさの度合いを表したものです。
スキャナーでスキャンされた画像は、基本的にすべて点(ドット)の集まりで構成されています。
この点が多ければ多いほどきめ細かい表現が可能になり、解像度が高いことになります。
写真やイラスト以外の場合も、例えば、原稿にかかれている「A」の文字をスキャナーで読み取る時、「A」がかかれている範囲を縦4ドット(画素)横を4ドットで読み取る場合と、縦横それぞれ8ドットで読み取る場合を比べてみると、細かく読むほど元の原稿に近い情報を取れることがわかります。

画像の一部を拡大して画像が点の集まりになっていることを示す画像です
4×4ドット 8×8ドット
4ドット四方でAの文字を読み取った結果の例です 8ドット四方でAの文字を読み取った結果の例です

解像度が高い画像は、解像度が低い画像に比べてより多くの点の集まりで構成されているため、きめの細かい美しい画像となります。
ただし、解像度が高い画像は、解像度の低い画像に比べてデータの容量が大きくなります。

96dpiの画像データ 240dpiの画像データ
96dpi画像の一部分を拡大した例の画像です   240dpi画像の一部分を拡大した例の画像です

ポイント

・必要以上に解像度を上げてもデータ量が増えて処理が遅くなるため、目的に合った解像度に設定することが重要なポイントになります。
(取り込んだ画像を最終的に何の目的で使用するか(画面表示、印刷など)が決まると解像度は自ずと決まってきます。)

・解像度を示す単位として通常用いられるのが「dpi」[25.4mmあたりのドット数(Dot Per Inch)]という単位で、25.4mm(1インチ)当たりにどれだけ点(ドット)が含まれているかを示しています。
例えば、1インチ(約25.4mm)四方の画像を300dpiで取り込むと、横300ドット×縦300ドット=90,000ドットに細分化して取り込むことになります。

2.画像データの解像度と印刷解像度の関係

印刷の設定をいくら高記録解像度に設定して印刷しても、スキャナーでスキャンした画像データの解像度が低ければ思うような印刷結果は得られません。印刷解像度(印刷モード)に応じた画像データが必要です。

基本的には、画像データの解像度を上げれば印刷画質も必然的に向上しますが、解像度を上げすぎても印刷速度が遅くなるだけで大きな画質向上効果は望めません。
プリンター出力解像度に合わせた適度な解像度のデータを作成してください。

目安となる解像度につきましては、「4.用途に応じた解像度について」をご参照ください。

3.印刷サイズと解像度の関係

一つの画像データに含まれる点(ドット)の総数を画素数(ピクセル数)と呼びます。
画素数は、アプリケーションソフトなどで調整しない限り拡大/縮小してもその数は変わりません。

以下で説明しているように300dpiの画像データは、そのままのサイズで印刷すれば十分な品質の印刷結果を期待することができますが、拡大印刷すると画像を構成する点(ドット)も大きくなることで解像度が低下して好ましい画像品質は得られません。

逆に、画素数の多い画像データを小さなサイズに印刷すれば解像度は上がりますが、印刷時間がかかるだけで見た目には画像品質の向上は認識できません。

A6サイズをA4サイズに拡大する
A6サイズをA4サイズに拡大して印刷した場合の解像度が変わる例の画像です
画素数:1500X2100 印刷サイズ:A6
解像度はおよそ360dpi
画素数:1500X 2100印刷サイズ:A4
解像度はおよそ180dpi

下表は、スキャナーによる画像スキャンで生成される画像データの基本的な画素数および、画像データ容量(ファイルサイズ)と印刷サイズごとの画像品質の関係を示しています。
オーバースペック:用紙サイズに対して画素数が多すぎます。印刷に時間がかかるだけで、印刷品質の向上は望めません。
推奨:用紙サイズに対し理想的な画素数です。高品質な印刷結果を出力できます。
許容:用紙サイズに対し多少画素数が少なめですが、十分な品質の印刷物を出力できます。
× 推奨外:用紙サイズに対し画素数が少ない。

雑誌や写真などの原稿の場合

スキャン
解像度(dpi)
原稿
サイズ
画素数(ピクセル)
(24bitカラーの場合)
画像データ
容量(MB)
印刷サイズ
短辺 長辺 L


2
L
A
4
A
3
300 L判 1051 1500 4.5 × ×
300 ハガキ 1181 1748 5.9 × ×
300 A4 2480 3508 24.9
600 L判 2102 3000 18.0
600 ハガキ 2362 3496 23.6
600 A4 4961 7016 99.6
1200 L判 4205 6000 72.2
1200 ハガキ 4724 6992 94.5
1200 A4 9921 14031 398.3

ポイント

出力サイズを「L判」などの印刷サイズに設定した場合は、解像度を300dpiに設定してください。
EPSON Scanのホームモードで「出力先」をプリンタに設定するか、プロフェッショナルモードで解像度を300dpiに設定して、印刷サイズに対応する「出力サイズ」を選択すれば拡大倍率を計算して自動的に最適な解像度でスキャンします。
例えば、35mmフィルム1コマをL判に印刷する場合、約3.7倍の拡大率となりますので実際には約1100dpiでスキャンされます。

35mmフィルムの場合

スキャン
解像度(dpi)
画素数
(ピクセル)
(24bitカラーの場合)
画像データ
容量(MB)
印刷サイズ
短辺 長辺 L


2
L

A
4

A
3
A
3

A
2
A
1
A
0
300 283 425 0.3 × × × × × × × × × × ×
600 567 850 1.4 × × × × × × × × × ×
1200 1134 1701 5.5 × × × × × × × ×
1600 1512 2268 9.8 × × × × ×
2400 2268 3402 22.1 × × ×
3200 3024 4535 39.2 × ×
4800 4535 6803 88.3 ×
6400 6047 9071 156.9

4x5フィルムの場合

スキャン
解像度(dpi)
画素数
(ピクセル)
(24bitカラーの場合)
画像データ
容量(MB)
印刷サイズ
短辺 長辺 L


2
L

A
4

A
3
A
3

A
2
A
1
A
0
300 1181 1476 5.0 × × × × × × × ×
400 1575 1969 8.9 × × × × ×
600 2362 2953 20.0 × × ×
800 3150 3937 35.5 × ×
1200 4724 5906 79.8 ×
1600 6299 7874 141.9
2400 9449 11811 319.3
3200 12598 15748 567.6
4800 18898 23622 1277.2
6400 25197 31496 2270.5

6x7フィルムの場合

スキャン
解像度(dpi)
画素数
(ピクセル)
(24bitカラーの場合)
画像データ
容量(MB)
印刷サイズ
短辺 長辺 L


2
L

A
4

A
3
A
3

A
2
A
1
A
0
300 661 815 1.5 × × × × × × × × × ×
600 1323 1630 6.2 × × × × × × ×
800 1764 2173 11.0 × × × × ×
1200 2646 3260 24.7 × × ×
1600 3528 4346 43.9 × ×
2400 5291 5291 98.7 ×
3200 7055 8693 175.5
4800 10583 13039 394.8
6400 14110 17386 701.9

4.用途に応じた解像度

解像度を上げると画素が増え画像がよりきめ細かになります。
しかし、解像度を上げれば上げるほどきれいになるというものではありません。
次の説明をご覧になり、用途に合った解像度を設定してください。
用途に応じた解像度の目安は以下のとおりです(製品マニュアルやヘルプの記載とは異なることがあります)。

用途 目安となる解像度 説明
Eメール送信 ~200dpi 目安となる解像度以上に上げると、Eメールの送受信に時間がかかり、メールを受信する相手に負荷がかかります。
なるべくデータが小さくなるように、解像度を設定してください。
ディスプレイ上に表示させる ~200dpi 一般的なコンピューターのモニターの解像度は、72dpiから100dpi位です。
画面上で見るだけならモニターと同じ位の解像度で取り込みます。
コンピューター用「壁紙」の作成 72~100dpi 「出力サイズ」を単位を[ピクセル]にしてからご使用のコンピューターの画面サイズ(1920×1080など)に合わせることにより、「壁紙」として画面全体で表示可能な画像を取り込むことができます。
この時原稿が画面と同じ位のサイズであれば解像度を72~100dpi前後に設定します。
小さい原稿を画面いっぱいに表示させたい場合は、解像度を増やしたりズーム機能で拡大して取り込みます。
OCR(光学文字認識) 200~300dpi 通常は「イメージタイプ」と「出力機器」を[OCR]に設定して取り込みます。
目安となる解像度以上に上げても文字の認識率は向上しません。
認識率が良くない場合は、しきい値を調整してください。
しきい値を調整した方が、よりよい効果が得られます。
取り込んだ画像を見て線の細い文字が消えてしまうような場合は、「イメージタイプ」を[線画]にして「イメージ制御」のしきい値の値を増やして文字がはっきり見えるように調整します。
テキスト検索可能PDFを作成する 200~300dpi 目安となる解像度以上に上げても文字の認識率は向上しません。
認識率が良くない場合は、しきい値を調整してください。
しきい値を調整した方が、よりよい効果が得られます。
ファクスで送信する 200~300dpi  
プリンターで印刷する 200~300dpi 目安となる解像度で十分です。それ以上に上げても印刷品質は向上しません。
むしろデータ容量が多くなるため、画像のスキャン/保存/読み込み/印刷などが、遅くなります。
カラー写真を取り込み、ハガキや文書に貼りつけてカラー印刷 200~400dpi カラー印刷を行うには当然カラープリンターが必要ですが、通常のカラーインクジェットプリンターは1ドットでフルカラーを表現できません。
4色(CMYK)または、3色(CMY)のインクを複雑に組み合わせることにより中間色を出しています。
ところが、スキャナーがフルカラーで取り込んだ画像は、ドットごとにフルカラーの情報を持っています。
そこでプリンターと整合性を取るため、取り込み時の画像の解像度は200~400dpiの間の値に設定します。
これ以上解像度を上げても印刷の品質はほとんど向上せず、むやみに処理時間がかかってしまいます。
図面やイラストをモノクロページプリンター(レーザー)へきれいに出力 ~600dpi ページプリンター(レーザー)の解像度と1対1になるように解像度を設定するときれいに出力できます。
通常よく使われるモノクロ600dpiのページプリンター(レーザー)であれば、取り込み時の解像度をプリンターと同じ解像度に設定します。

また、解像度を上げるほど多くのハードディスク/メモリー容量を必要とします。
以下は、解像度ごとの画像データ容量です。

原稿の種類 原稿サイズ 解像度
150dpi 300dpi 600dpi
カラー写真 L判(約90mm×130mm) 約1.1MB 約4.3MB 約17.4MB
A4 約6.1MB 約24.5MB 約98.0MB
白黒写真 L判(約90mm×130mm) 約0.4MB 約1.4MB 約5.8MB
A4 約2.0MB 約8.2MB 約32.6MB
文字原稿/線画 A4 約1.0MB 約4.0MB

ポイント

・解像度が2倍になると、データ容量は約4倍になります。
・スキャンデータの保存先は、最低でもスキャンする画像データ容量の2倍以上の空き容量がないとスキャンすることはできません。
・EPSON Scanの場合、スキャンする画像の容量の目安はプレビューウィンドウの下側に画像のサイズ(ピクセル)とファイル容量が表示されます。

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