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  FAQ番号:36174
CISとCCDのスキャナーセンサーの違いを教えてください
 
 

スキャナー内のセンサーは、ガラス面の下から原稿に光を当てて、その反射した光を読み取ります。
センサーには「CIS」と「CCD」の2種類の方式があります。
各センサーの特性については、以下をご参照ください。

  1. CIS方式センサーの特性
  2. CCD方式センサーの特性
  3. センサーの違いについて

1.CIS方式センサーの特性

CIS方式(密着光学方式、Contact Image Sensor)センサーは、省電力で点滅をコントロールできるRGB三色の小さなLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)を光源に使用し、原稿にあてた光が反射した結果をそのまま読み取り、データに変換します。

2.CCD方式センサーの特性

CCD方式(縮小光学方式、Charge Coupled Device)センサーは、反射光をミラーに反射・集約させてから、数枚のレンズを介して送られた光を読み取り、データに変換します。

3.センサーの違いについて

CIS方式センサーとCCD方式センサーの主な違いは、以下のとおりです。

  CIS方式センサー CCD方式センサー
設置の
イメージ


※GT-S650の例


※GT-X980の例
光源 RGB三色のLED 白色のLED
被写界
深度
被写界深度は浅いので、凹凸の差が大きい原稿や、ガラス面から離れた原稿などは鮮明に読み取れないことがあります。
方位磁石(厚さ約8㎜)のスキャン例
マニュアル冊子(約350ページ)のスキャン例
被写界深度は深いので、凹凸の差が大きい原稿やガラス面から離れている原稿でも鮮明に読み取ることができます。
方位磁石(厚さ約8㎜)のスキャン例
マニュアル冊子(約350ページ)のスキャン例
モアレ 原稿の状態や解像度によって生じることがある 生じにくい
装置の
サイズ
LED・レンズ・センサーが一体化していて内部の装置が小さくできるので、機種本体も小さくできます。 原稿とセンサーの間に光を反射させるミラーを配置する構造になるため、CISに比べて内部の装置が大きくなり、機種本体も大きくなります。

スキャン関連用語

 

  • センサー
    スキャナーの原稿を読み取る部分で、人間の体になぞらえると「目」にあたります。
  • 被写界深度
    本来は写真用語で、ある距離にピントを合わせ、その前後で鮮明な像を得られる範囲を指します。
    被写体深度が深いスキャナーでは、立体物や原稿がガラスから浮いている場合でも鮮明な映像として読み取ることができます。
    被写体深度が浅いスキャナーでは、立体物や原稿がガラスから浮いている場合は、うまく読み取れず、その部分がぼやけたようになることがあります。
  • モアレ
    網掛けや細い縞など一定のパターンを重ねた時に生じる不自然な模様のことです。
    スキャナーでの読み取り時にモアレが発生すると、原稿の縞模様や柄などがきれいに再現できなかったり、色味がおかしくなることがあります。
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