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「久しぶりにプリンターを使ったら印刷結果がおかしい」などの経験はございませんか。プリンターを長期間使用しないと、プリントヘッドのノズル(インクを出す穴)が詰まってしまうなどのトラブルを引き起こす原因となります。そこで、長期間プリンターを使用しないことが見込まれる場合の注意点や、プリンターを永く快適にお使いいただくためのポイントをご紹介します。
- 電源の正しい切り方
- 定期的に印刷をすることが、プリントヘッドを最適な状態に保つ秘訣
- 保管方法について
1.電源の正しい切り方
プリンターの電源を正しく切ることで、長期間使用しない場合でも正しくキャップがされている状態を保つことができ、目詰まりを防ぐことができます。
なぜ目詰まりを起こすの?
油性ペンなどにペン先の乾燥を防ぐキャップがあるように、プリンターにもインクの乾燥を防ぐためのキャップがあります。
ボタンを押して電源を切ると、自動的にキャップがされるようになっています。しかし、完全に電源が切れる前にコンセントを抜くと、正しくキャップがされず、インクが乾燥して目詰まりが発生してしまいます。
操作手順
電源を正しく切る操作は以下の手順で行ってください。
- 電源ボタンを押して、液晶パネルに表示される案内に従って電源を切ってください。
- 液晶パネルが消灯した後も、電源ボタンの点滅が続いている時は、電源コードを抜いたり、延長コードのスイッチを切らずに待ってください。
※この時に電源コードを抜いたり、延長コードのスイッチを切ると正しくキャッピングされません。
- 電源ランプが消灯して動作音がしていないことを確認してから、電源コードを抜く、または延長コードのスイッチを切ってください。
電源の正しい切り方の詳細については、以下のFAQをご参照ください。
2.定期的に印刷をすることが、プリントヘッドを最適な状態に保つ秘訣
定期的に印刷することでプリントヘッドのノズルの目詰まりを防ぐことができ、プリントヘッドを常に最適な状態に保つことができます。1か月に1回程度、印刷もしくはノズルチェックを行うことをお勧めします。
ノズルチェック機能を使用してノズルの目詰まりを確認し、ノズルが目詰まりしている場合は、
プリントヘッドのクリーニングを行ってください。手順は以下のFAQをご参照ください。
3.保管方法について
保管時の場所や注意点については以下をご覧ください。
3-1.通気口はふさがずに、風通しの良い場所で保管してください
プリンター背面、または側面にある通風口をふさいだ状態で使用すると、発熱を抑える動作モードに自動的に切り替わり、プリンターの動作が遅くなることがあります。
通気口はふさがずに、風通しの良い場所に設置してください。
マニュアルに通風口の記載がない機種の場合も、熱がこもらないように壁と間隔をあけて設置することをお薦めします。
なお、風通しの良い場所に設置した場合でも、冷暖房機器から出る送風が直接当たる場所では使用中にプリントヘッドが乾燥しやすくなり、目詰まりが発生する場合がありますのでご注意ください。
温度や湿度の変化が激しい場所に設置すると、プリンターの動作不良や故障、感電、火災につながるおそれもあります。低温下、高温下、極端な湿度下では使用しないでください。
一般の室温環境下(温度:15~25℃、湿度:40~60%)でのご使用をお勧めします。
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3-2.水平で安定した場所で保管してください
プリンターの設置状態に問題がある場合、プリンター底面中央部にプリンターの重さが集中し底面が上に押され、用紙の給紙経路が圧迫されることで給紙が正常に行われなかったり、印字汚れや紙詰まりを起こす原因になります。
<良い設置例> |
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- プリンターの幅よりも広く水平で安定した場所
- プリンター底面のゴム製の脚(ゴム脚)がすべて接地できる場所
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<悪い設置例> |
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- 設置面が水平ではない
- 設置場所とプリンターの間になにか物が挟まっている
- プリンター底面のゴム製の脚が台からはみ出している
- プリンター底面のゴム製の脚が浮いている
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3-3.ホコリ・異物が入らないように保管してください
プリントヘッドのノズル(インクを出す穴)は、たいへん小さなものです。目に見えない小さいホコリがノズルに付着すると目詰まりしてしまいます。また、異物が混入すると紙詰まりを起こす可能性があります。保管時は以下の点にご注意ください。
- ・可能な限り開閉部を閉じてお使いください。
- ・長期間使用しないときは、ホコリが入らないように布やシートなどを掛けておくことをお勧めします。
3-4.用紙の保管方法
用紙の保管方法を工夫することで、プリンターの紙詰まりを予防することができます。
用紙の保管方法については、以下のFAQをご参照ください。
また、紙詰まりの予防方法の詳細については以下のFAQをご参照ください。
3-5.移動・輸送する場合
プリンターを移動・輸送する場合の詳細については、以下のFAQの「3-2.移動時の注意点」をご参照ください。