記載文言 |
対応方法 |
“回線未接続”
“ポート逆挿し” |
プリンターと電話回線(アナログ回線)が正しく接続されていない事を示しています。
この状態は、送信先に関わらず発生します。
【対応手順1】
お手数ですが、再度プリンターと電話回線(アナログ回線)の接続状態をご確認ください。
【対応手順2】
お手元にアナログ電話機があれば、プリンターが接続されているモジュラーケーブルを取り外し、電話機に接続して、音声通話発信ができるかご確認ください。
音声通話発信ができない場合は、ファクス送信可否以前に、ご契約の電話回線の異常が疑われます。
ご契約の回線業者に以下の内容でご相談ください。
「アナログの電話機からも発信できないため、回線に異常があると思われます」 |
“トーンなし” |
プリンターが電話回線側が発している“ダイヤルトーン(ツー音)”を検出できない状態です。
この状態は、送信先に関わらず発生します。
【対応手順1】
プリンター側の「ダイヤルトーン検出」の設定を“しない”に変更してご利用ください。設定方法は、お使いのプリンターのマニュアルをご確認ください。
【対応手順2】
お手元にアナログ電話機があれば、プリンターが接続されているモジュラーケーブルを取り外し、電話機に接続して、音声通話発信ができるかご確認ください。
音声通話発信ができない場合は、ファクス送信可否以前に、ご契約の電話回線の異常が疑われます。
ご契約の回線業者に以下の内容でご相談ください。
「アナログの電話機からも発信できないため、回線に異常があると思われます」 |
【対応手順3※外線発信番号を使用する回線ご利用の場合】
接続回線を「構内交換機(PBX)」に設定したうえで、「外線発信番号」を登録してください。
「構内交換機(PBX)」及び「外線発信番号」の設定方法は、お使いのプリンターの取扱説明書で御確認ください。
なお、一部非対応機種もございます。
外線発信番号を登録すると、発信番号が以下のように変わります。
例)0発信の場合
(従来)
0 + ファクス番号
(外線発信番号を登録した場合)
# + ファクス番号
#は登録された外線発信番号(ここでは0)に置き換えられて発信され、外線ダイヤルトーンを検出してからファクス番号が発信されます。 |
“話し中” |
ファクス送信時、話し中になる相手先は特定の相手先のみでしょうか、不特定の相手先で、毎回発生していますでしょうか。
【不特定の相手先で毎回発生の場合の対応手順1】
ご契約の電話回線の“回線種別”とプリンター側の“回線種別”の設定が合致していない可能性があります。
プリンター側の“回線種別”の変更をお試しください。
具体的な操作方法は、お使いのプリンターの取扱説明書でご確認ください。
(多くお問い合わせをいただく例をご紹介します)
お客様のご契約回線 :ダイヤル
お客様のプリンターの回線種別設定 :プッシュ(プリンターの初期設定)
このようなケースでは、どこに送信しても話し中になります。
プリンター側の回線種別を“ダイヤル(20pps)”または、“ダイヤル(10pps)”に変更すると解決します。 |
【不特定の相手先で毎回発生の場合の対応手順2】
お手元にアナログ電話機があれば、プリンターが接続されているモジュラーケーブルを取り外し、電話機に接続して、音声通話発信ができるかご確認ください。
音声通話発信ができない場合は、ファクス送信可否以前に、ご契約の電話回線の異常が疑われます。
ご契約の回線業者に以下の内容でご相談ください。
「アナログの電話機からも発信できないため、回線に異常があると思われます」
反対に音声通話発信可能だった場合、特定の相手先の限定して、ファクス送信ができない状況であることが考えられます。ファクス送信不可の相手先様に、相手先様のファクスに異常がないかご確認ください。 |
【特定の相手先で毎回発生の場合の対応手順1】
2つの可能性が考えらえます。
1.送信先のファクス機の通信量が非常に多く、処理中のために、話し中になっている
この場合は、大変お手数ですが、送信先様にお電話で状況をご確認ください。
2.送信先で使用されているファクス機側で何らかの着信拒否機能が設定されている可能性も考えられます。
どのような着信拒否設定であるかによって対応は変わりますが、過去事例を元に、以下対応をお願いします。
相手先ファクス番号の前に、186を付けて、ファクス送信できるかお試しください。これは、お客様のご契約回線が元々非通知設定で、相手先ファクス機側では、“非通知”からのファクスの着信拒否を行っている場合に有効な対策になります。
【特定の相手先で毎回発生の場合の対応手順2】
外付け電話や携帯電話などから、送信先に音声通話発信して、話し中になるかどうかご確認ください。
話し中になる場合は、送信先に、電話からの音声発信でも話し中になる点をお伝えいただいたうえで、受信側ファクス機に異常や、やはり何らかの着信拒否機能、受信拒否機能が設定されていないかご確認ください。 |
“応答なし” |
応答なしになる相手先は特定の相手先のみでしょうか、不特定の相手先で毎回発生していますでしょうか。
【不特定の相手先で毎回発生の場合の対応手順1】
一般加入回線以外(光回線、ADSL、ISDNなど)をご利用の場合、何らかの通信装置を経由して、電話回線に接続されていると思われます。そこで、可能でしたら、この通信装置の電源を一度、オフ・オンしていただき、状況に変化がないかご確認ください。
【不特定の相手先で毎回発生の場合の対応手順2】
お手元にアナログ電話機があれば、プリンターが接続されているモジュラーケーブルを取り外し、電話機に接続して、音声通話発信ができるかご確認ください。
音声通話発信ができない場合は、ファクス送信可否以前に、ご契約の電話回線の異常が疑われます。
ご契約の回線業者に以下の内容でご相談ください。
「アナログの電話機からも発信できないため、回線に異常があると思われます」 |
【特定の相手先で毎回発生の場合の対応手順1】
(考えられる可能性について)
送信先のファクス機の受信開始が何らかの理由で非常に遅い(受信開始に50秒以上かかる)ために、送信側ファクス機がタイムアウトして、応答なしになっている
例)・非常に長い自動応答メッセージが流れるファクス回線
・自動応答メッセージで、ファクス送信のための操作案内がながれるファクス回線
(対応手順1)
外付け電話や携帯電話などから、送信先に音声通話発信して、上記のようなメッセージが流れるタイプであるかご確認ください。
(上記の結果:非常に長い自動応答メッセージが流れる回線)
通常のファクス送信時は、相手先電話番号のみを入力しますが、この相手先に送信する際のみ、相手先電話番号の末尾にポーズ記号(-)を付けて送信してください。
このポーズ記号(-)を1つつけると、相手先回線に接続後、ファクスの送信開始が3秒遅延されます。これを利用して、自動応答メッセージの流さに合わせて、このポーズ記号(-)を複数個使用してください。これにより、何らかの理由でファクス受信開始が非常に遅い相手先にも送信できるようになります。
(上記の結果:ファクス送信に操作案内が流れるファクス回線でした)
ファクス送信に、送信側で操作が必要な回線となると、対応方法が2つあります。
いずれも該当機能の有無、具体的な操作方法は、お使いの製品のマニュアルをご確認ください。
1.外付け電話機を接続して、“手動送信”を行い、外付け電話機側の操作を経て、ファクスを送信する。
2.プリンターの“オンフックダイヤル機能”を使用して、プリンターの操作パネルを操作して、ファクスを送信する。
(上記の結果:自動応答メッセージもピー音もありません)
送信先のファクス機に何らかの障害が発生して、どこからのファクスも受信できなくなっている可能性が高くなります。お手数ですが、ファクスの送信先に連絡を取っていただき、受信側のファクス機の状態をご確認ください。 |
“通信エラー”
“エラー×××”
“Error×××” |
【対応手順1】
プリンター本体の通信開始速度を「14400bps」、または「9600bps」に設定して再度ご確認ください。
なお、通信開始速度「33600bps」などスーパーG3規格で設定した場合、通信速度は速くなりますが、電話回線の品質に影響を受けやすくなるため、通信エラーになりやすい特徴があります。
【対応手順2】
特定の通信相手で通信トラブルが発生しているのかを確認します。
【不特定の通信相手で通信トラブルが発生している場合の対応手順】
考えられる可能性は2つです。
1.一部の電話回線では、ファクス送信を行う場合、送信相手のファクス番号の先頭に“0009”を入れるルールがあるものがあります。これに該当しないかご確認ください。なお、弊社で把握している範囲では、ソフトバンクのおうちのでんわ、auのホームプラス電話でこのようなルールが存在するようです。
2.ご契約回線の通信異常の可能性が高くなります。通信管理レポートをお手元に用意して、ご契約の回線業者に一度ご相談ください。なお、回線業者様へのご説明の際には、通信トラブル発生時のプロトコルログを出力して頂くとより状況が伝わりやすくなります。通信管理レポートとプロトコルログの出力方法はこちらをご確認ください。 |
【特定の通信相手で通信トラブルが発生している場合の対応手順】
通信トラブル発生時のプロトコルログと通信管理レポートを用意して、大変お手数ですが、弊社インフォメーションセンターまでご相談ください。
通信管理レポートおよびプロトコルログの出力方法はこちらをご確認ください。
なお、回線異常判断になるケースが多いようです。 |
“キャンセル” |
ファクス送信時に、何らかの理由で、送信側でキャンセル操作が行われています。
いま一度、ファクス送信時の操作内容をご確認ください。 |
“停電” |
何らかの理由で、プリンターの電源はONでしたが、プリンターへの電源供給が断たれました。
周辺地域一帯の停電と異なるタイミングで発生している場合は、 設置環境の電源をご確認いただくことをお勧めします。
また、停電復帰後に停電レポートが出力されることがあります。記載内容をご確認いただきファクスの再送をお願いします。 |
上記選択肢の文言の通信記録はないが、ファクス送信で
“メモリ不足エラー”や
“予約がいっぱいエラー”
が表示されている |
ファクス受信でメモリーがいっぱいになって、 ファクス送信に影響が出ていると思われます。ファクス送信時にも、メモリー蓄積動作が発生するため、メモリーの空き容量が足らなくなると、送信にも影響が出ることがあります。
【ファクス受信でメモリーが圧迫される主な事例】
例) 項目 |
対処 |
受信ボックス |
不要なファクスを削除する |
未印刷のファクス受信 |
蓄積されたファクスを印刷する |
未保存のファクス受信(※) |
コンピューターへの転送・保存を行う |
※PC-FAX受信、ファクスToメール、ファクスToフォルダなど
【メモリー使用量の確認方法】
プリンター側のファクス画面の“メモリー使用量”で、メモリー使用量が確認できます。この表示が0%でない場合は、何らかの受信ファクスが蓄積された状態となります。
蓄積されたファクスについては、蓄積文書リストを出力することで、詳細を確認する事ができます。具体的な操作方法はお使いの製品の取扱説明書でご確認ください。
【一時的な回避方法】
一時的にメモリー不足を回避して、ファクス送信を行う事も可能です。以下のいずれかの操作でファクス送信をお試しください。ただし、メモリー蓄積を行わなくなるため、ファクス送信にかかる時間が、通常より長くなります。
・ダイレクト送信機能を使用して、ファクス送信する
※ダイレクト送信機能の有無及び操作方法はお使いのプリンターのマニュアルでご確認ください。
・オンフックダイヤル機能を使って、ファクス送信する
※オンフックダイヤル機能の有無及び操作方法はお使いのプリンターのマニュアルでご確認ください。
・プリンターに接続した外付け電話からダイヤルして、手動送信でファクス送信する |
電話番号の先頭桁側が抜けてファクス送信されることがあります |
の記載事項をご確認ください。 |
上記選択肢の文言の通信記録はないが、ファクス送信でトラブルがある |
プリンターに搭載されているファクス機能診断を出力してください。
ファクス機能診断の操作方法は、こちらをご確認ください。
診断結果にNGがある場合は、こちらをご確認ください。 |