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オートカッター機能を搭載したTMプリンターでは、以下2通りの方法でロール紙の用紙カットを行うことができます。
自動用紙カットの方法 |
1. |
プリンタードライバーのプロパティーで、自動用紙カットのタイミング(印刷終了時など)を設定します。
「New Function」タイプの場合
以下の項目を設定することで、自動用紙カットの有無、実行のタイミングを指定できます。
(1) |
プリンタードライバーの「プロパティー」画面の「全般」タブを開き、「印刷設定」ボタンをクリック。 |
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(2) |
開かれた「印刷設定」画面の「オペレーション」タブを選択します。 |
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(3) |
「オペレーションタブ」内のボタンから用紙カットさせたいタイミングを選択します。
選択するボタンから実行されるタイミングは次の図のようになります。
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(4) |
タイミングを選択すると表示される画面の「用紙カット」から「マニュアルカット」/「部分カット」を選択します。 (マニュアルカットは手動で切り取ります。) |
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(5) |
「カット位置まで紙送りする」にチェックを入れます。
(チェックのない場合、用紙は途中でカットされます。) |
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この設定をすると、ドキュメントまたはページの印刷終了時に、紙送りと用紙カットをします。
また、複数のタイミングで用紙カットの設定をおこなうと、重複して用紙カットがおこなわれます。
「Compatible」タイプの場合
以下の項目を設定することで、自動用紙カットの有無、実行のタイミングを指定できます。
(1) |
プリンタードライバーの「プロパティー」画面の「全般」タブを開き、「印刷設定」ボタンをクリック。 |
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(2) |
開かれた「印刷設定」画面の「書式設定」タブを選択します。 |
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(3) |
給紙欄で、用紙カットの有無/用紙カットをさせたいタイミングを選択します。
選択肢 |
タイミング |
紙送り |
カット |
Report[No cut] |
印刷終了時 |
○ |
× |
Report[Partial cut] |
印刷終了時 |
○ |
○ |
Report[No Feed] |
印刷終了時 |
× |
× |
Form[No cut] |
ページ終了時 |
○ |
× |
Form[Partial cut] |
ページ終了時 |
○ |
○ |
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用紙カットには「カット位置までの紙送り」が伴います。
この紙送り分が、次レシートの上余白となります。
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2. |
EPSON Advanced Printer Driver 3 シリーズ では、プリンター制御を行うためのデバイスフォントを用意しています。
デバイスフォント:”control”で特定の文字を印字することにより、印刷以外の動作を行なうことができます。
例:TM-T88IVの場合) P・・・・カット位置までの紙送り+パーシャルカット(1点残しカット)
印字データの中に、Controlフォントを含めて印字する。
(制御文字を印刷した時点で用紙カットします)
例)Visual C++で行う場合
//フォント情報の作成
CFont font;
font.CreateFont(
1, // フォントの高さ
0, // 平均文字幅
0, // 文字送り方向の角度
0, // ベースラインの角度
FW_NORMAL, // フォントの太さ
FALSE, // 斜体にするかどうか
FALSE, // 下線を付けるかどうか
0, // 取り消し線を付けるかどうか
ANSI_CHARSET, // 文字セットの識別子
OUT_DEFAULT_PRECIS, // 出力精度
CLIP_DEFAULT_PRECIS, // クリッピング精度
DEFAULT_QUALITY, // 出力品質
DEFAULT_PITCH | FF_SWISS, // ピッチとファミリ
_T("Control")); // フォント名
//作成したフォント情報を指定
CFont* def_font = dc.SelectObject(&font);
//用紙カットの実行
dc.TextOut(0, 0, _T("p"), 1);
//フォント情報を指定する前の状態に戻す
dc.SelectObject(def_font);
//作成したフォント情報を削除
font.DeleteObject();
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”control”フォントなどデバイスフォントには、使用するための必要条件があります。
条件の詳細は、プログラムからデバイスフォントを利用する必要条件<EPSON Advanced Printer Driver シリーズ>を参照してください。
デバイスフォント:”control ”で扱える、制御文字の種類につきましては、プリンタードライバーのマニュアル[プリンタドライバ仕様]を参照してください。
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TMシリーズ |
TM-C100,TM-H5000II,TM-H6000,TM-H6000II,TM-H6000III,TM-J2000,TM-J2100,TM-L60II,TM-L90 オートカッターモデル,TM-L90 ピーラーモデル,TM-T285,TM-T70,TM-T88II,TM-T88III,TM-T88IIIX (ARCX搭載),TM-T88IV,TM-T90,TM-U210A,TM-U210B,TM-U210D,TM-U220A,TM-U220B,TM-U220D,TM-U295,TM-U590,TM-U675,TM-U950 |
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