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  FAQ番号:31161
カスタマーディスプレイで半角カタカナを表示する方法<EPSON OPOS ADK .NET版 シリーズ>
カスタマーディスプレイに半角カタカナを表示する方法を教えてください。
 
 

EPSON OPOS ADK for .NET からカスタマーディスプレイに半角カタカナを表示するには、CharacterSetプロパティによって使用する文字コードページを変更します。
そのためには「SetupPOSユーティリティ」の設定とプログラムの作成・実行をおこなう必要があります。

なお、ドライバーバージョンによって設定・制御できる機種が異なります。
詳しくは「製品OS対応情報」に掲載されているEPSON OPOS ADK のサポート機種情報をご確認ください。

 

「SetupPOSユーティリティ」による設定は下記の作業となります。

  1. [ スタート ] → [プログラム] → [EPSON OPOS for .NET] → [SetupPOS]をクリックします。

  2. [SetupPOS for OPOS.NET]ウィンドウが開かれます。
    画像1-1赤枠内の「追加」ボタンをクリックします。

    画像1-1
    ※TMプリンターの設定が既に行われている状態での説明になります。
    ※カスタマーディスプレイと他機種の接続関係については「接続対応表/配線図」を参照してください。

  3. [デバイス設定の追加]ウィンドウが開かれます。
    「デバイスカテゴリ」から「LineDisplay」を選択します。
    任意の「論理デバイス名」を入力し「デバイス名」から接続する機種を選択します。
    [次へ]をクリックします。

    画像1-2

  4. カスタマーディスプレイの「接続形式」を設定します。
    TMプリンターまたはコンピューターに接続したカスタマーディスプレイのインターフェイスタイプに合う「ポートの種類」を選択してください。
    ※下部にインターフェイスタイプ別の設定が表示されます。
    設定の詳細についてはプリンタードライバーに付属しているマニュアルをご参照ください。

    正しいポートを選択後、[次へ]をクリックします。

    画像1-3

  5. 続けてカスタマーディスプレイの接続関係の設定をします。
    接続対応表/配線図」を参照して、機器の「接続形式」を選択してください。
    ※「パススルー」「Y字接続」を選択した場合、カスタマーディスプレイと接続されているTMプリンターを「接続プリンタ」から選択してください。

    選択後[終了]をクリックします。

    画像1-4

  6. [SetupPOS for OPOS.NET]ウィンドウの画面に戻ります。
    画像1-5赤枠内の「保存」ボタンを押します。

    画像1-5
    以上で「SetuPOSユーティリティ」による設定は完了となります。
    [SetupPOS for OPOS.NET]ウィンドウを閉じてください。

    EPSON OPOS ADK for .NET では「SetuPOSユーティリティ」による設定が正しいかを実機で動作確認することができます。
    [ スタート ] → [プログラム] → [EPSON OPOS for .NET] → [CheckHealthテスト]を選択し動作テストをおこなってください。

    設定に間違いがなく、実機が動作しない場合には[CheckHealthテスト]を実行することで表示される「Exception Information」の結果と設定内容をメモにとっていただき、「お問い合わせ窓口」にご質問ください。

    カスタマーディスプレイは、CharacterSetプロパティの値が初期値で 437(ページNo.設定値 = 0:USA, Standard Europe)になっているため、そのままでは半角カタカナの表示ができません。
    プログラムなどから CharacterSetプロパティの値を変更してあげる必要があります。

    Open, Claim メソッド実行後、CharacterSetプロパティに対して 932(ページNo.設定値 = 1:Japanese)を渡すことで半角カタカナを表示することができます。
    ※DM-D500 の場合のみ、画像1-6 のように「SetuPOSユーティリティ」で設定することができます。
    「日本語」を選択することで初期値を 932 にすることができます。


    画像1-6

     

     

    カスタマーディスプレイにカタカナを表示するコード例を下記に記載します。

    例)Visual C# の場合
    using Microsoft.PointOfService;
    
    /// ラインディスプレイオブジェクト
    LineDisplay m_Display = null;
    
    private void form_Load()
    {
    	//SetupPOSで設定した論理デバイス名を使用します。
    	string strLogicalName = "LineDisplay";
    
    	//PosExplorerを生成します。
    	PosExplorer posExplorer = new PosExplorer();
    
    	DeviceInfo deviceInfo = null;
    	//論理デバイス名から deviceInfo を取得します。
    	deviceInfo = posExplorer.GetDevice(DeviceType.LineDisplay,strLogicalName);
    
    	//deviceInfo を元に LineDisplay を生成します。
    	m_Display =(LineDisplay)posExplorer.CreateInstance(deviceInfo);
    
    	//デバイスをオープンします。
    	m_Display.Open();
    	//オープンしたデバイスの排他権を得ます。
    	m_Display.Claim(1000);
    	//デバイスを使用可能(動作できる状態)にします。
    	m_Display.DeviceEnabled = true;
    
    	//キャラクターセットの値を変更
    	//コードページNo.1:Japanese に切り替えます
    	m_Display.CharacterSet = 932
    
    }
    
    private void Button_Click()
    {
    	//DisplayTextメソッドを使用して文字を表示します。
    	m_Display.DisplayText("アイウ ABC 123",DisplayTextMode.Normal);
    }
    
    private void form_Closing()
    {
    	//今表示しているテキストをクリアします。
    	m_Display.ClearText();
    
    	//デバイスを停止します。
    	m_Display.DeviceEnabled = false;
    
    	//デバイスの使用権を解除します。
    	m_Display.Release();
    
    	//デバイスをクローズします。
    	m_Display.Close();
    }
    
    
     

    プリンタードライバーにサンプルプログラムが付属しています。
    簡易に開発環境からの制御を試したい場合には、サンプルプログラムをお使いください。

    カスタマーディスプレイ DM-D110,DM-D120 (ARCX専用),DM-D210,DM-D500
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