-
-
マーキースクロールとは、電光掲示板のようにメッセージを繰り返し流す場合に有効な機能です。
マーキースクロールを行うにはCreateWindow メソッドにてウィンドウを作成する必要があります。
ウィンドウの詳細については、こちらの内容を参照してください。
マーキースクロールは、こちらで説明されるビューポートよりウィンドウが大きな状態にて有効となります。
※スクロールさせる文字列が入る大きさでウィンドウを定義すること
マーキースクロール中に次のメソッドを使用することは禁止されています。
DispalyText メソッド
DispalyTextAt メソッド
ClearText メソッド
ScrollText メソッド
マーキースクロールには、「プレース(Place)型」と「ウォーク(Walk)型」の2種類のスクロール方法があります。
どちらのマーキースクロール型に従ってスクロールされるかは、MarqueeFormat プロパティによって決定します。
表示画面の右下にて、ウォーク型によるマーキースクロールを表示する場合は次のようになります。
Visual Basic 2005(.NET対応版)
Private Sub btnDisplayText_Click(ByVal sender As System.Object _
, ByVal e As System.EventArgs) Handles btnDisplayText.Click
Try
m_Display.CreateWindow(1, 10, 1, 10, 1, 20) 'ウィンドウの作成
m_Display.MarqueeFormat = DisplayMarqueeFormat.Walk 'ウォーク型の定義
'マーキーの初期化
'MarqueeTypeが他の値へ設定されるまで実画面には表示されない
m_Display.MarqueeType = DisplayMarqueeType.Init
m_Display.MarqueeUnitWait = 100 'マーキースクロールの表示遅延時間(ミリ秒単位)
'マーキースクロールする文字列の表示
m_Display.DisplayText("Hello OPOS for .NET", DisplayTextMode.Normal)
'マーキースクロールする文字列の表示(マーキー表示の開始)
m_Display.MarqueeType = DisplayMarqueeType.Left
MessageBox.Show("When pressing OK, it ends.", "", MessageBoxButtons.OK)
m_Display.MarqueeType = DisplayMarqueeType.None 'マーキースクロールの停止
m_Display.DestroyWindow() 'ウィンドウの消去
Catch ex As PosControlException
'--------------省略--------------
End Try
End Sub
|
上記コード例の表示結果とは異なりますが、ウォーク型で左方向にマーキースクロールを行った場合、図Aのように表示が流れます。
図A
プレース型の表示を行う場合は、MarqueeFormat プロパティに DisplayMarqueeFormat.Place を与えるだけです。
プレース型で左方向にマーキースクロールを行った場合は、図Bのように流れます。
図B
マーキースクロールは、左右へのスクロールだけでなく上下へ流すことも出来ます。
各スクロールの動作や定義方法については、OPOS技術協議会が発行している「Application Programmer's Guide日本語版(APG)」に詳細が記載されていますので、そちらを参照してください。
OPOS技術協議会発行のApplication Programmer's Guide日本語版(APG)はこちら
カスタマーディスプレイ |
DM-D110,DM-D120 (ARCX専用),DM-D210,DM-D500 |