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EPSON OPOS ADK OLE版 の以前のバージョン から、新しいバージョン に移行する場合などの注意事項です。
バージョン 2.6x へのバージョンアップ互換情報は、次を参照してください。
「バージョン 2.60以降と以前の互換性について<EPSON OPOS ADK OLE版 シリーズ>」
- バージョン 1.xx からバージョン 1.xx へ、またはバージョン 2.xx からバージョン 2.xx へとバージョンアップする場合は、以前指定したユーザーの情報、インストール先のプログラムフォルダの指定がそのまま使用されます。
また、以前のバージョンで指定したデバイス情報を継承することができます。
詳しくは、付属のマニュアル「ユーザーズマニュアル」を参照してください。
- バージョン 1.60 ~ 1.95 とバージョン 2.00 ~ 2.50 SP10 は同時にインストール、使用することができます。
ただし、どちらもサポートしているOS環境であることが必要です。
- EPSON OPOS ADK OLE版は、OPOS技術協議会の「Application Programmer's Guide 日本語版」(以降APGと省略)に準拠しています。
EPSON OPOS ADK OLE版のバージョンによって、準拠している APG のリリースバージョンが異なります。
(OPOS技術協議会が発行している APG のバージョンは こちら から参照できます。)
また、準拠している APG のリリース バージョンが異なる EPSON OPOS ADK OLE版 のバージョンに変更する場合は、以前のバージョンの EPSON OPOS ADK OLE版 を組み込んで開発されたアプリケーションは、使用している OCX コントロールを変更する必要があります。
OCX コントロールの変更例
EPSON OPOS ADK
OLE版のバージョン |
準拠している
APG のバージョン |
OCX コントロール
変更の必要性 |
2.50 SP10 |
1.9 |
2.40 から 2.50 SP10 へ→変更が必要 |
2.40 |
1.8 |
2.10 SP5 |
1.5 |
2.00 から 2.10 SP5 へ→変更なし |
2.00 |
1.5 |
EPSON OPOS ADK OLE版 のバージョンと準拠しているAPGの一覧
EPSON OPOS ADK
OLE版のバージョン |
準拠している
APG のバージョン |
2.50~2.50 SP10 |
1.9 |
2.40~2.40 SP1 |
1.8 |
2.30~2.30 SP6 |
1.7 |
2.20~2.20 SP7 |
1.6 |
2.00~2.10 SP5 |
1.5 |
1.70~1.95 |
1.3 |
1.60 |
1.2 |
1.50 |
1.1.1 |
- EPSON OPOS ADK OLE版 バージョン 2.xx を使用する場合、一部のTMプリンターでは指定のファームウェア バージョン以上である必要があります。
該当するTMプリンターおよび必要なファームウェア バージョンは、次の表を参照してください。
バージョン 2.00以上で必要なファームウェアバージョン一覧
Model |
Firm Version |
Model |
Firm Version |
Model |
Firm Version |
TM-H5000II |
3.42 |
TM-H6000 |
1.37 |
TM-H6000II |
4.00 |
TM-H6000III |
10.01 |
TM-J2000/J2100 |
2.10 |
TM-L60II |
1.02 |
TM-L60IIP |
1.04 |
TM-L90 |
1.00 |
TM-L90 Peeler |
1.00 |
TM-P60 |
1.00 |
TM-T285 |
1.01 |
TM-T70 |
1.00 |
TM-T88II |
3.42 |
TM-T88IIR |
3.44 |
TM-T88III |
7.03 |
TM-T88IIIXM |
7.05 |
TM-T88IIIXM-04x |
7.50 |
TM-T88IV |
10.00 |
TM-T88V |
30.12 |
TM-T90 |
1.00 |
TM-T90KP |
1.00 |
TM-U210 |
1.24 |
TM-U220 |
3.03 |
TM-U295 |
1.08 |
TM-U300 |
1.11 |
TM-U375 |
1.02 |
TM-U590 |
3.42 |
TM-U675 |
1.31 |
TM-U950 |
1.03 |
DM-D110 |
1.01 |
DM-D120 |
1.00 |
DM-D210 |
1.01 |
DM-D500 |
1.10 |
- バージョン 2.00 以降と前のバージョンでは、一部のメソッド名が変更されています。
このバージョン間でバージョンアップをおこなう場合は、以下のメソッド名を修正する必要があります。
メソッド |
バージョン 1.95以前 |
バージョン 2.00以降 |
排他アクセス権を獲得 |
Claim |
ClaimDevice |
排他アクセスを解除 |
Release |
ReleaseDevice |
- バージョン 1.80 より前からバージョン 1.80 以降へバージョンアップをおこなった場合、同期処理の仕様が異なるために、印字開始から印字終了までの時間が長くなります。
問題が発生する可能性があるコード例
Coptr1.AsyncMode = False
Coptr1.PrintNormal PTR_S_RECEIPT,"Print Data1"+CRLF
Coptr1.PrintNormal PTR_S_RECEIPT,"Print Data2"+CRLF
Coptr1.PrintNormal PTR_S_RECEIPT,"Print Data3"+CRLF
Coptr1.PrintNormal PTR_S_RECEIPT,"Print Data4"+CRLF
|
バージョン 1.80 以降では完全な同期処理(一行の印字においても戻り値やイベントを返す仕様)を実現したために、次行を印字するまでの間隔が長くなり、結果として一枚のレシートを印字および紙送りをするなどの一連の動作が前バージョンより遅くなってしまいます。
回避策として、次の二つの方法があります。
- SetupPOSユーティリティーから、登録されているプリンターデバイスを右クリックして「デバイスの詳細」->「プリンタ固有の設定」画面で 「データの送信が完了した時点を印字完了とする」にチェックを入れてください。
ただし、印刷速度は速くなりますが、印刷データが多いときにはバッファフルが発生しやすくなり、 ビジーエラーから「文字化け」や「印刷データの欠落」といった現象が発生することがあります。
- Transaction メソッド により、一括印字をおこなうように修正してください。
TMプリンターのファームウェア バージョンは、FEEDボタンを押しながらTMプリンターの電源を入れると実行されるセルフテストの印刷結果で確認することができます。
セルフテストの方法は こちら からも参照できます。
SASPORTシリーズ |
SASPORT ARCX,SASPORT Cubie,SASPORT CubieII,SASPORT CubieIII,SASPORT MR,SASPORT URBAN,SASPORT URBANII |
カスタマーディスプレイ |
DM-D110,DM-D120 (ARCX専用),DM-D210,DM-D500 |
キャッシュドロアー |
DLA-58EDIII,DM-Z100,DM-Z400,DMA-48EDIII,DSA-35EDIII |
TMシリーズ |
TM-H5000II,TM-H6000,TM-H6000II,TM-H6000III,TM-J2000,TM-J2100,TM-L60II,TM-L90 オートカッターモデル,TM-L90 ピーラーモデル,TM-T285,TM-T70,TM-T88II,TM-T88III,TM-T88IIIX (ARCX搭載),TM-T88IV,TM-T88V,TM-T90,TM-U210A,TM-U210B,TM-U210D,TM-U220A,TM-U220B,TM-U220D,TM-U295,TM-U300,TM-U375,TM-U590,TM-U675,TM-U950 |
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