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  FAQ番号:31174
画像イメージを高速印刷する方法について<EPSON Advanced Printer Driver 3 シリーズ>
画像イメージを高速に印刷する方法を教えてください。
 
 

EPSON Advanced Printer Driver では、一般的なWindows プリンタードライバーと同様に画像データを含めたまま印刷することができます。
(TMプリンターが表現できる色数にあわせて、画像データを作成すると綺麗な印刷ができます。)

 

ただし、TMプリンターとの接続が高速なデータ通信方式ではない(シリアルタイプなど)場合や、TMプリンター本体の処理性能によっては、画像データを含めた印刷は完了するまでに時間がかかります。

ですが、NVRAM(不揮発性メモリー)を搭載している一部のTMプリンターは、あらかじめプリンター本体に画像データを登録しておくことで、高速な画像印刷を可能としています。
(NVRAMを搭載していないTMプリンターでは、画像イメージを高速に印刷することはできません。)

NVRAMを搭載したTMプリンターで、TMプリンターへの画像登録と印刷は次の方法でおこないます。
(画像登録に必要な「ロゴ登録ユーティリティー」は こちら からダウンロードできます。)

 
  1. ロゴ登録に使用する画像ファイルを用意します。
    用意する画像の大きさ(ドット数)は「製品情報」に掲載されているTMプリンターの印字密度と、次の計算式から算出できます。
    ドット数 = 長さ(cm) ÷ 2.54(1 inch) × 印字密度(DPI)
     TM-L90 の 80mm 幅の用紙に幅 60mm、高さ 20mm のロゴを印刷したい場合
     6.0 ÷ 2.54 × 203 = 480 ドット(幅)
     2.0 ÷ 2.54 × 203 = 160 ドット(高さ)
    480 × 160 ドット の大きさの画像ファイルを用意します。

  2. ロゴ登録ユーティリティーを起動し、「環境設定」タブを開き、TMプリンターとの通信設定をおこないます。

  3. 「ビットマップ選択」タブ内の「ファイルを開く」ボタンで、登録したい画像データを指定します。

  4. 「プレビュー」タブで画像データを確認後、「ロゴ書き込み」タブ内でTMプリンターのNVRAMに登録します。
    (機種によって、キーコードの設定で登録画像に 2バイトの番号を割当てて登録をおこなうか、番号(No欄)が自動で割当てられて登録をおこなうかの違いがあります。)

  5. 「ロゴ印刷」タブ内で、登録した画像イメージが正しく印刷できるか確認します。
 

上記手順で登録した画像データは、デバイスフォント:Controlフォントによって印字することができます。
Controlフォントの使用方法については こちら を参照してください。

 

Visual C++による印刷例

キーコード指定にて画像登録した場合
dc.StartDoc(&di);

//フォント情報の作成
CFont font;
font.CreateFont(
   1,                         // フォントの高さ
   0,                         // 平均文字幅
   0,                         // 文字送り方向の角度
   0,                         // ベースラインの角度
   FW_NORMAL,                 // フォントの太さ
   FALSE,                     // 斜体にするかどうか
   FALSE,                     // 下線を付けるかどうか
   0,                         // 取り消し線を付けるかどうか
   ANSI_CHARSET,              // 文字セットの識別子
   OUT_DEFAULT_PRECIS,        // 出力精度
   CLIP_DEFAULT_PRECIS,       // クリッピング精度
   DEFAULT_QUALITY,           // 出力品質
   DEFAULT_PITCH | FF_SWISS,  // ピッチとファミリ
   _T("Control"));            // フォント名

//作成したフォント情報を指定
CFont* def_font = dc.SelectObject(&font);

// ※()内は決められているキーコードの値
// h = (48, 48)  i = (48, 49)  j = (48, 50)
// k = (48, 51)  l = (48, 52) 
dc.TextOut(0, 0, _T("h"), 1);

//フォント情報を指定する前の状態に戻す
dc.SelectObject(def_font);

//作成したフォント情報を削除
font.DeleteObject();

dc.EndPage();
 
番号が自動で割り当てられて画像登録した場合
 
dc.StartDoc(&di);

//フォント情報の作成
CFont	font, *old;
font.CreatePointFont(1*10, "Control", &dc);

//作成したフォント情報を指定
old = dc.SelectObject(&font);

// G = No.1  H = No.2  I = No.3
// J = No.4  K = No.5
dc.TextOut(0, 0, "G");

//フォント情報を指定する前の状態に戻す
dc.SelectObject(old);

//作成したフォント情報を削除
font.DeleteObject();

dc.EndPage();

また、デバイスフォント:Controlフォントによる印字以外にも「ControlA」フォントで印字する方法があります。

 

「ControlA」フォントは、任意の文字にTMプリンターを制御する「ESC/POSコマンド」を定義することができるフォントです。
ある文字に「NVRAMに登録された画像データを印字するESC/POSコマンド」を定義すれば、その文字を印字したとき、TMプリンターのNVRAMに登録した画像が印刷されるようになります。

 

ControlAフォントの設定は次の方法でおこないます。

 
  1. プリンタードライバーのプロパティーから「全般」タブの中にある「印刷設定」ボタンをクリックします。

  2. 開かれた「印刷設定」画面の中にある「ユーティリティー」タブをクリックし、「EPSON ControlAフォント設定」ボタンをクリックします。

  3. ControlAフォントを設定する次の画面が表示されます。


  4. 「Char」に表示されている文字のうち、いずれかを選択して「Edit」ボタンをクリックします。

  5. controlA フォントエディター画面が表示されます。
    [Command] に ESC/POSコマンドを入力し、[OK] ボタンを押します。

  6. 全ての設定画面にて、[OK]ボタンを選択し、設定を完了します。
 

キーコード(32, 32)で登録された画像を印刷するには、上記手順でつぎのESC/POSコマンドを入力します。
ESC/POSコマンド:[ 1D 28 4C 06 00 30 45 32 32 01 01 ]

 

Visual C++による印刷例

ESC/POSコマンドを割り当てたControlAフォントを印刷
dc.StartDoc(&di);

//フォント情報の作成
CFont font;
font.CreateFont(
   1,                         // フォントの高さ
   0,                         // 平均文字幅
   0,                         // 文字送り方向の角度
   0,                         // ベースラインの角度
   FW_NORMAL,                 // フォントの太さ
   FALSE,                     // 斜体にするかどうか
   FALSE,                     // 下線を付けるかどうか
   0,                         // 取り消し線を付けるかどうか
   ANSI_CHARSET,              // 文字セットの識別子
   OUT_DEFAULT_PRECIS,        // 出力精度
   CLIP_DEFAULT_PRECIS,       // クリッピング精度
   DEFAULT_QUALITY,           // 出力品質
   DEFAULT_PITCH | FF_SWISS,  // ピッチとファミリ
   _T("ControlA"));            // フォント名

//作成したフォント情報を指定
CFont* def_font = dc.SelectObject(&font);

// A = ESC/POSコマンドを割り当てた文字
dc.TextOut(0, 0, _T("A"), 1);

//フォント情報を指定する前の状態に戻す
dc.SelectObject(def_font);

//作成したフォント情報を削除
font.DeleteObject();

dc.EndPage();
 

番号が自動で割り当てられて登録された画像の1番目を印刷するには、つぎのESC/POSコマンドを入力します。
ESC/POSコマンド:[ 1C 70 01 00 ]

 

Visual C++による印刷例

ESC/POSコマンドを割り当てたControlAフォントを印刷
 
dc.StartDoc(&di);

//フォント情報の作成
CFont	font, *old;
font.CreatePointFont(1*10, "ControlA", &dc);

//作成したフォント情報を指定
old = dc.SelectObject(&font);

// R = ESC/POSコマンドを割り当てた文字
dc.TextOut(0, 0, "R");

//フォント情報を指定する前の状態に戻す
dc.SelectObject(old);

//作成したフォント情報を削除
font.DeleteObject();

dc.EndPage();

ESC/POSコマンドの詳細を知りたい方は、EPSON Partner's Net より資料のお申し込みをおこなってください。

使用できるControlフォントの種類、ControlAフォントの設定方法の詳細はプリンタードライバーのマニュアルを参照してください。

TMシリーズ TM-C100,TM-H5000II,TM-H6000,TM-H6000II,TM-H6000III,TM-J2000,TM-J2100,TM-L60II,TM-L90 オートカッターモデル,TM-L90 ピーラーモデル,TM-T285,TM-T70,TM-T88II,TM-T88III,TM-T88IIIX (ARCX搭載),TM-T88IV,TM-T90,TM-U210A,TM-U210B,TM-U210D,TM-U220A,TM-U220B,TM-U220D,TM-U295,TM-U590,TM-U675,TM-U950
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