|
-
-
文字装飾をするには特殊文字を使います。
文字のスタイル(太字、下線など)、文字の大きさ(倍角、横倍角など)、行揃え(中央揃え、右揃えなど)の文字装飾を行なうには、特殊文字(エスケープシーケンス)を一緒に指定します。
エスケープシーケンス (escape sequence) とは、コンピューターシステムにおいて、通常の文字コードでは表せない特殊な文字や機能を表すための、エスケープコード (0x1B, ESC) に始まる一連のバイト列のことを指します。
文字装飾に使用される主なエスケープシーケンス
書式 |
名称 |
データ |
内容 |
文字 |
太字 |
ESC|bC |
ボールド体または重ね打ちで印刷します。 |
下線 |
ESC|#uC |
アンダーラインと共に印刷します。 |
反転 |
ESC|rvC |
明暗を反転にして印刷します。 |
横倍角 |
ESC|2C |
横倍角文字で印刷します。 |
縦倍角 |
ESC|3C |
縦倍角文字で印刷します。 |
縦横倍角 |
ESC|4C |
縦横倍角文字で印刷します。 |
行 |
中央揃え |
ESC|cA |
中心にテキストを整列させます。 |
書式なし |
ノーマル |
ESC|N |
プリンターの特徴を通常の状態に回復させます。 |
- 使用可能なエスケープシーケンス につきましては、OPOS技術協議会から配布されています「OPOS 技術協議会 仕様書」を参照してください。
「OPOS 技術協議会 仕様書」は こちら から参照することができます。
また、EPSON OPOS ADK OLE版はバージョンによって、準拠している仕様書(APG)が異なります。
くわしくは こちら を参照してください。
- 使用するプリンターの機種や、プリンターの印刷箇所(レシート、スリップなどの違い)によって、使用できるエスケープシーケンスが異なります。
詳細につきましては、EPSON OPOS ADK の機種別マニュアルを参照してください。
主な実装方法について
Visual C++ でのコーディング例は以下のようになります。
ドライバーに付属しているサンプルプログラムでも確認できます。
CString ESC = "\x1b";
CTime t = CTime::GetCurrentTime();
//March 12, 2011 AM 10:12
fDate = t.Format("%B %d, %Y %p %I:%M");
//右揃え
m_Ptr1.PrintNormal(PTR_S_RECEIPT, ESC + "|rA" + fDate + "\n");
//太字
m_Ptr1.PrintNormal(PTR_S_RECEIPT, ESC + "|bCDate : " + fDate + "\n");
//中央揃え
m_Ptr1.PrintNormal(PTR_S_RECEIPT, ESC + "|CAHello, OPOS.\n");
|
印刷結果
March 12, 2011 AM 10:12
Date : March 12, 2011 AM 10:12
Hello, OPOS.
|
モバイルプリンター |
TM-P20,TM-P60II |
PC一体型プリンター |
TM-T70II-DT,TM-T88V-DT |
TMシリーズ |
TM-H5000II,TM-H6000II,TM-H6000III,TM-H6000IV,TM-J2000,TM-J2100,TM-L60II,TM-L90 オートカッターモデル,TM-L90 ピーラーモデル,TM-T20,TM-T20II,TM-T70,TM-T70II,TM-T88III,TM-T88IIIX (ARCX搭載),TM-T88IV,TM-T88V,TM-T90,TM-T90 KP,TM-T90II,TM-U220A,TM-U220B,TM-U220D,TM-U295,TM-U375,TM-U590,TM-U675,TM-U950 |
|