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  最終更新日  2020/02/14 FAQ番号：32364
定期メンテナンスについて＜SC-S30650,SC-S50650,SC-S70650＞
 
 

印刷品質を維持するためには、使用頻度に応じてまたは定期的な清掃や部品の交換が必要です。
適切なメンテナンスを怠ると製品が早期に寿命にいたる原因となります。

定期清掃・定期交換箇所

定期清掃箇所

定期交換箇所

  • フラッシング用吸収材　＜図1＞
    6ヶ月に1度の交換をお勧めします。
    メディアがインクで汚れるとき、フラッシング用吸収材の表面にホコリやメディアの糸くずなどが付着しているときは交換してください。
  • ワイパークリーナー、ワイパー　＜図2,3＞
    6ヶ月に１度の交換をお勧めします。
    ワイパークリーナーの表面（吸収材の部分）がインクで汚れ始めたら交換してください。
    ワイパークリーナー交換時に合わせてワイパーも交換してください。
  • 廃インクボトル　＜図4＞
    廃インクボトルのボトルラインまで廃インクがたまったら、新しいボトルと交換してください。
    交換後は、廃インクカウンターをクリアしてください。

定期メンテナンスの準備と留意点

準備するもの

定期メンテナンスを始める前に、以下のものを準備してください。

  • 保護メガネ　（市販品）
    インクやインククリーナーが目に入らないように保護します。
  • メンテナンスキット　（製品付属）
    手袋、クリーニング棒、ワイパー、ワイパークリーナー、フラッシング用吸収材がセットで入っています。
    付属のメンテナンスキットが終了したときは、消耗品のメンテナンスキット（型番：SC2MKIT）をお求めください。
  • インククリーナー　（消耗品）　型番：SC2CLN
    ワイパーやキャップの周囲、プリントヘッドの周囲の清掃時に、から拭きしただけでは取れないインク汚れがあるときに使います。
  • クリーンルーム用ワイパー　（市販品）
    不織布の拭き取り用の布です。プリントヘッド周辺の清掃で使います。
  • 金属またはプラスチック（PP・PE）製のトレイ　（市販品）
    使用済みのクリーニング棒や取り外したワイパーやワイパークリーナー・フラッシング用吸収材などを置くのに使います。

重要

使用済みのクリーニング棒などをプリンターの上に直接置くとインクの性質上、除去が困難な汚れが付くことがあります。

作業に当たってのお願い

  • プリンターからメディアを取り外してから作業を始めてください。
  • プリントヘッドの乾燥を防ぐために、10分以内で作業を終了してください。
    10分を経過するとブザーが鳴ります。
  • 清掃の対象箇所以外の部品やベルト類、基板には絶対に触らないでください。
    プリンターの故障や印刷品質低下の原因となります。
  • クリーニング棒は、常に新品を使用してください。一度使用したものを再利用すると、かえって汚れが付着する原因となります。
  • クリーニング棒の先は手で触らないでください。皮脂が付着し、プリントヘッドが破損することがあります。
  • ノズル面やキャップ、ワイパーなどに水やアルコールを付着させないでください。インクと水、アルコールが混ざると固まります。
  • 作業の前に金属製のものに触れて、作業者の静電気を逃がしてください。

インククリーナーの使い方

ワイパーのレールやプリントヘッドの周囲の清掃時に、から拭きしただけでは取れないインク汚れがあるときには、以下のようにインククリーナー（消耗品：型番 SC2CLN））をクリーニング棒につけて清掃します。

  • インククリーナーは、子どもの手の届かない場所に保管してください。
  • インククリーナーを取り扱うときは、保護メガネ、手袋を着用してください。皮膚に付いたり、目や口に入ったときは、すぐに以下の処置をしてください。
    • 皮膚に付いたときは、すぐに多量の石けん水で洗い流してください。皮膚に刺激を感じたり変化があるときには、医師の診断を受けてください。
    • 目に入ったときは、すぐに水で洗い流してください。そのまま放置すると目の充血や軽い炎症をおこすおそれがあります。異常があるときは、医師の診断を受けてください。
    • 飲み込んだときは、吐き出さずに、すぐに医師の診断を受けてください。
  • インククリーナーを取り扱った後は、手洗いとうがいを十分に行なってください。

重要

  • インククリーナーは、ワイパーやキャップの周囲、プリントヘッドの周囲の清掃に限り使用してください。部品が傷つくため、他の部品にはインククリーナーを使わないでください。
  • インククリーナーは、産業廃棄物です。インククリーナーは、産業廃棄物処理業者に廃棄物処理を委託するなど、法令に従って廃棄してください。
    委託時にインククリーナーデータシートを産業廃棄物処理業者に提出してください。インククリーナーデータシートは、エプソンのホームページ（https://www.epson.jp）からダウンロードできます。
  • インククリーナーは、直射日光を避けて常温で保管してください。
（1） インククリーナーに付属の容器にインククリーナーを約10ml注ぎます。

（2） クリーニング棒にインククリーナーを染み込ませます。
  このとき、クリーニング棒からインククリーナーが垂れないよう注意してください。

（3） 清掃箇所を拭きます。
大判インクジェットプリンター SC-S30650,SC-S50650,SC-S70650
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