|
-
-
EPSON Advanced Printer Driver 5 シリーズにてキャッシュドロアーを開く(以下、ドロアーオープンと省略)方法は、以下の3通りがあります。
※他のドライバー・バージョンのFAQ一覧はこちら
- プリンタードライバーのプロパティー画面上で、ドロアーオープンのタイミングを設定する。
- 印刷内容にデバイスフォント(制御文字)を含め印刷する。
- ドライバーに含まれている機能「Status API」を使用する。
『Status API』の説明/詳細は、プリンタードライバーのマニュアル「Status API ガイド」を参照してください。
ドロアーオープンを開く方法 |
1. |
プリンタードライバーのプロパティーで、ドロアーオープンのタイミング(印刷終了時など)を設定します。
以下の項目を設定することで、ドロアーオープンのタイミングを指定できます。
(1) |
プリンタードライバーのプロパティー画面を開き「全般」タブを選択して、「印刷設定(基本設定)」ボタンをクリック。 |
|
(2) |
開かれた「印刷設定」画面の「周辺機器」タブを選択します。 |
|
(3) |
[周辺機器]のプルダウンリストから、プリンターに接続する周辺機器と組み合わせを選択します。
キャッシュドロアーだけを接続している場合は「キャッシュドロアー」を選択します。 |
|
(4) |
制御のタイミングとして「印刷開始」または「印刷終了」を選択し、周辺機器に関する設定をします。 |
この設定によって、印刷開始/終了時にドロアーをオープンします。
弊社のドロアーを使用している場合「キャッシュドロアー#1(2 ピン)」に設定することでドロアーが開きます。
使用するドロアーのタイプに合わせて 2 ピン、5 ピンどちらかを選択してください。
- キャッシュドロアーの制御のタイミングとして「ページ開始」「ページ終了」は選択できません。
- キャッシュドロアーと外付けブザーを同時に使用することはできません。
- 内蔵ブザーは、機種によってはサポートしていません。
|
2. |
EPSON Advanced Printer Driver では、プリンター制御を行うためのデバイスフォントを用意しています。
デバイスフォント [ control ] で特定の文字を印字することにより、印刷以外の動作を行なうことができます。
例) B・・・・ドロアーオープン 2 ピン 100ms 信号出力
印字データの中に、Controlフォントを含めて印字する。
(制御文字を印刷した時点でドロアーオープンします)
例)Visual C++で行う場合
//フォント情報の作成
CFont font;
font.CreateFont(
1, // フォントの高さ
0, // 平均文字幅
0, // 文字送り方向の角度
0, // ベースラインの角度
FW_NORMAL, // フォントの太さ
FALSE, // 斜体にするかどうか
FALSE, // 下線を付けるかどうか
0, // 取り消し線を付けるかどうか
ANSI_CHARSET, // 文字セットの識別子
OUT_DEFAULT_PRECIS, // 出力精度
CLIP_DEFAULT_PRECIS, // クリッピング精度
DEFAULT_QUALITY, // 出力品質
DEFAULT_PITCH | FF_SWISS, // ピッチとファミリ
_T("Control")); // フォント名
//作成したフォント情報を指定
CFont* def_font = dc.SelectObject(&font);
//ドロアーオープンの実行
dc.TextOut(0, 0, _T("B"), 1);
//フォント情報を指定する前の状態に戻す
dc.SelectObject(def_font);
//作成したフォント情報を削除
font.DeleteObject();
|
デバイスフォント [ control ] で扱える制御文字の種類につきましては、プリンタードライバーのマニュアル [ プリンター仕様 ] を参照してください。
|
3. |
EPSON Advanced Printer Driverには、拡張機能として「Status API」を用意しています。
「Status API」を使用することで、ドロアーオープン命令を送信することができます。
※「Status API」は、ドライバーのインストールに含まれています。
Status API は、開発言語で使用できる「関数」として用意しています。
具体的には、以下の3つの関数を使用いたします。
- BiOpenMonPrinter ・・・・プリンターと直接通信を開始
- BiOpenDrawer ・・・・ドロアーオープンコマンドを送信
- BiCloseMonPrinter・・・・プリンターとの通信を終了
Status API は印刷動作に関係なく、任意のタイミングでドロアーオープン処理を行うことができます。
例)Visual C# で行う場合
using com.epson.pos.driver;
private const string PRINTER_NAME = "EPSON TM-T88V Receipt";// プリンター名
private StatusAPI m_objAPI;
m_objAPI = new StatusAPI();
private void cmdPrint_Click(object sender, System.EventArgs e)
{
// BiOpenMonPrinterの実行
if (m_objAPI.OpenMonPrinter(OpenType.TYPE_PRINTER, PRINTER_NAME) == ErrorCode.SUCCESS)
{
m_objAPI.OpenDrawer( Drawer.EPS_BI_DRAWER_1, Pulse.EPS_BI_PULSE_100);
m_objAPI.CloseMonPrinter();
}else{
//監視プリンターのオープン失敗処理
}
}
|
|
キャッシュドロアー |
CD-A3336,DLA-58EDIII,DM-Z100,DM-Z400,DMA-48EDIII,DSA-35EDIII |
TMシリーズ |
TM-T20,TM-T20II,TM-T70II,TM-T88V,TM-T90II |
|