PA-W11G2各部の名称と働き
・前面 ・背面
■PA-W11G2前面:ステータスランプの見方
各ステータスランプは、状況に応じて以下のように点灯・点滅・消灯します。
■PA-W11G2背面:ボタン、コネクタなど
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1. プリンター/複合機のセットアップ
用紙やインクまたはトナーなどをセットして、プリンター/複合機を使用可能な状態にします。 詳細は、プリンター/複合機に付属の取扱説明書をご参照ください。 ※すでにPA-W11G2をご使用で、プリンターを追加する場合、この作業は必要ありません。
セットアップが完了したら、次の「2.デバイスドライバー/ユーティリティーのダウンロードとインストール」へ進みます。
2. デバイスドライバー/ユーティリティーのダウンロードとインストール
コンピューターにプリンター/複合機用のWindows 7以降の対応ドライバーをインストールします。 最新ドライバーは、弊社ホームページのダウンロードサイトにて提供しています。 以下のFAQにて手順をご参照ください。
PA-W11G2に同梱されたソフトウェアCD-ROMのVol.を確認します。
・Vol.2.2の場合 ・Vol.2.1以下の場合
Vol.2.2の場合
そのままソフトウェアCD-ROMを使用して、以下の手順でPA-W11G2のセットアップを行います。
(1)EPSONプリンタウインドウ!3(ネットワークモジュール)の最新版をダウンロードし、インストールします。 EPSONプリンタウインドウ!3の最新版は、「PA-W11G2 ドライバー・ソフトウェアダウンロード」からご利用のOS環境を選択してダウンロードしてください。
Windows 7以降の環境でコンピューターからプリンターのインク残量を確認する場合は、EPSONプリンタウィンドウ!3(ネットワークモジュール)が必要です。
(2)続いて、ソフトウェアCD-ROMをコンピューターにセットし、画面の指示に従って 設定作業を行ってください。
以上で作業は完了です。
Vol.2.1以下の場合
ソフトウェアCD-ROMは、Windows 7以降には対応しておりません。 「PA-W11G2 ドライバー・ソフトウェアダウンロード」からEpsonNet Config と、 EpsonNet Print、EPSONプリンタウインドウ!3(ネットワークモジュール)をダウンロードして、インストールを行います。
インストールが完了したら次の「3.PA-W11G2の設定(EpsonNet Configを使用)」へ進みます。
3. PA-W11G2の設定(EpsonNet Configを使用)
インストールしたEpsonNet Config (設定ユーティリティー)を使用して通信モードや各種アドレスなどを確認します。
<設定の流れ> 3-1. PA-W11G2本体を初期化したうえでアクセスポイントに接続します 3-2. EpsonNet ConfigでIPアドレスの設定を行います 3-3. EpsonNet Configで無線LANの設定を行います(無線LAN接続時のみ) 3-4. PA-W11G2本体とプリンター本体を接続します
※手順どおり設定を行っても、うまく接続ができない場合は、「トラブルシューティング」をご参照ください。
3-1. PA-W11G2本体の初期化とアクセスポイントの接続
3-1-1.PA-W11G2の初期化 3-1-2.PA-W11G2をアクセスポイントと接続
(1)PA-W11G2の電源が「オン」になっている場合は電源を「オフ」にし、LANケーブルが接続されている場合はLANケーブルを外します。
(2)本体背面の[SW1]ボタンを押しながら電源を「オン」にします。 STATUSランプとUSBランプが赤の点灯になるまで、 黒い [SW1]ボタンを5秒から10秒程度押し続けます。
PA-W11G2が初期化されます。
※以下では、接続にアクセスポイントを使用する場合を例に説明します。
(1)PA-W11G2を「オフ」にして、LANケーブルでアクセスポイントとPA-W11G2を接続します。 ※プリンターはここではまだ接続しません。
(2)PA-W11G2を電源「オン」にします。 USBランプが赤点灯後、ETHERNETランプが緑点灯し、STATUSランプが赤から緑点灯になることを確認します。 ※STATUSランプが緑点灯になるまで約30秒かかります。
(3)EpsonNet Configを起動して、[更新]ボタンをクリックします。 ※手順(2)の操作後、約30秒後に[更新]ボタンをクリックすると検索されます。
(4)表示されている項目を選択し、[設定開始]ボタンをクリックします。
3-2.EpsonNet ConfigでのIPアドレスの設定
3-2-1.自動でのIPアドレスの設定 3-2-2.手動でのIPアドレスの設定
ネットワーク上でプリンターを使用するためには、すべてのデバイスで自分の住所を設定する必要があります。 これをIPアドレスと言います。 IPアドレスの設定については自動・手動で行うことができます。 通常は自動で行えますが(アクセスポイントから自動的にアドレスが割り振られます)、環境によっては自動で取得できない場合がありますので、その場合は手動で設定を行います。
(1)画面左の[TCP/IP]-[基本]を選択します。
(2)画面右の[自動]のラジオボタンにチェックを入れます。
無線LANで接続する場合:ここでは[送信]ボタンを押さず「3-3.EpsonNet Configでの無線LANの設定(無線LAN接続時のみ)」へお進みください。 有線LANで接続する場合:手順(3)へお進みください。
・「プライベートIP自動設定(APIPA)による設定」のチェックは入れても外しても問題はありません。 ※「APIPA」とは、IPアドレスを自動にした場合、アクセスポイントからIPアドレスが 一定時間付与されない状況になった場合、決められたアドレスを機器自らがつける機能です。 ただし、ここでつけられるアドレスではアクセスポイントと通信ができませんので アクセスポイントを使用した接続ではこの機能によるメリットはありません。 ・「PINGによる設定」のチェックは入れない状態で問題ありません。
(3)[送信]ボタンを押します。 確認画面が表示されるので[OK]ボタンをクリックします。
(4)パスワードの入力画面が表示されます。 初めて設定するときは、パスワードが設定されていないので[OK]ボタンをクリックします。 ※パスワードをすでに設定している場合は、[パスワード]欄にパスワードを入力して[OK]ボタンをクリックします。
(5)設定が送信されます。
・「設定は正常に更新されました。」と表示されるまではPA-W11G2に情報を送って いますので、PA-W11G2の電源を抜いたり、印刷データを送信したりしないでください。 ・プリンターを接続していると設定送信中にエラーが発生する場合があります。 また設定送信のタイミングによってはエラー表示となる場合がありますが、 再送信を行ってみて設定が完了するかどうかを確認してください。
(6)モデル名左の記号が緑であることを確認します。
状況を確認し、正常に終了したというメッセージが表示されたら、[OK]ボタンをクリックして画面を閉じます。
(2)画面右の[手動]のラジオボタンにチェックを入れます。
(3)IPアドレスおよびサブネットマスク、デフォルトゲートウェイのアドレスを設定します。 以下は、アドレス設定の一例です。
無線LANで接続する場合:ここでは[送信]ボタンを押さず「3-3.EpsonNet Configでの無線LANの設定(無線LAN接続時のみ)」へお進みください。 有線LANで接続する場合:手順(4)へお進みください。
(4)[送信]ボタンを押します。 確認画面が表示されるので[OK]ボタンをクリックします。
(5)パスワードの入力画面が表示されます。 初めて設定するときは、パスワードが設定されていないので[OK]ボタンをクリックします。 ※パスワードをすでに設定している場合は、[パスワード]欄にパスワードを入力して[OK]ボタンをクリックします。
(6)設定が送信されます。
(7)モデル名左の記号が緑であることを確認します。
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3-3. EpsonNet Configでの無線LANの設定(無線LAN接続時のみ)
※無線LANで接続する場合の設定です。
(1)画面左の[ネットワーク]-[基本(無線)]を選択します。
(2)[SSID]を環境に合わせて選択します。
(3)画面左の[ネットワーク]-[セキュリティ]を選択します。
(4)環境に応じた設定を行います。 ※WEPキーを16進数で入力する場合、アクセスポイント側ではアルファベット(a-f)を小文字で入力するよう要求する場合があります。 EpsonNet Config側では大文字しか入力しませんが、数字と同様に扱われるため大文字小文字は関係ありません。
(5)[送信]ボタンを押します。 確認画面が表示されるので[OK]ボタンをクリックします。
(6)パスワードの入力画面が表示されます。 初めて設定するときは、パスワードが設定されていないので[OK]ボタンをクリックします。 ※パスワードをすでに設定している場合は、[パスワード]欄にパスワードを入力して[OK]ボタンをクリックします。
(7)設定が送信されます。
(8)モデル名左の記号が緑であることを確認します。
3-4. PA-W11G2本体とプリンター本体の接続
(1)PA-W11G2の電源をオフにし、LANケーブルを外します。
(2)プリンターのUSBケーブルをPA-W11G2に接続し、プリンターの電源がオンになっていることを確認します。
(3)必要に応じて、アクセスポイント(ブロードバンドルーターなど)とPA-W11G2をLANケーブルで接続します。 ※ネットワーク環境によって、使用する機器は異なります。 ※無線LANで接続する場合は、PA-W11G2とアクセスポイントが無線LAN通信できるよう機器を設置してください。
(4)PA-W11G2の電源をオンにします。
(5)WIRELESS/ETHERNETランプが緑点灯、STATUSランプが緑点灯か橙点灯、USBが緑点灯になることを確認します。 ※上記ランプに変化するまで最低でも45秒かかりますので、しばらくお待ちください ※プリンターの電源がオンでないとUSBが赤点灯になります。 ※STATUSランプは無線の通信速度を表しています。 通信状態が良好な場合緑、干渉するものがあれば橙点灯になります。
設定、確認が完了したら次の「4.コンピューターの印刷先を設定」へ進みます。
※正常に接続が完了しない場合は、以下「トラブルシューティング」をご参照ください。
正常に接続が完了しない場合は、以下の各項目をご確認ください。
・コンピューター側の確認事項
・PA-W11G2側の確認事項<ランプ状態について>
・PA-W11G2側の確認事項<ステータスシートの印刷>
4. コンピューターの印刷先を設定
PA-W11G2に接続しているプリンター/複合機に印刷するため、コンピューターでプリンターポートなどを設定します。 以下のFAQをご参照ください。
印刷機能のみをお使いになる場合、以上で設定は終了です。 お使いのプリンター/複合機で、スキャナー機能やメモリーカードスロットを使用する場合は、引き続き以下の設定を行ってください。
5. ネットワークスキャナーとして使用する場合 6. ネットワークメモリーカードスロットとして使用する場合
5. ネットワークスキャナーの設定
EPSON Scanを使用してネットワークスキャナーとして利用できるように設定します。 以下のFAQより「ネットワーク接続」をご参照ください。
6. ネットワークメモリーカードスロットの設定
プリンター/複合機にコンパクトフラッシュなどのメモリーカードスロットがあるときに、メモリーカードスロットをネットワークストレージデバイスとして利用きるように設定します。 ※すでにPA-W11G2をご使用中で、コンピューターを追加する場合、この作業は必要ありません。
6-1. EpsonNet Config でネットワーク共有する方法 6-2. ネットワークドライブの割り当て
6-1.EpsonNet Config でネットワーク共有する方法
ネットワーク上のコンピューターから、メモリーカードのファイルにアクセス(メモリーカードスロットのネットワーク共有)するには、EpsonNet Config で[Microsoftネットワーク共有を使用する]にチェックを入れます。 また、メモリーカードへの書き込みを可能にするには、共有モードを[読み書き可能]にしてください。
※ここでは、EP-702Aを例に説明します。 ※ファイル共有設定方法の詳細につきましては、PA-W11G2またはPA-TCU1の取扱説明書をご参照ください。
メモリーカードアクセス中にネットワーク設定をすると、アクセスが中断されることがあります。
(1)EpsonNet Config を起動します。 [スタート]ボタン-[すべてのプログラム]-[EpsonNet]-[EpsonNet Config V2]-[EpsonNet Config ]を順にクリックします。
(2)「ユーザーアカウント制御」画面が表示されるので、[はい(または、[続行])]ボタンをクリックします。
以下の画面が表示されたら、発行元が[SEIKO EPSON]であることを確認して、[ブロックを解除する]ボタンをクリックします。 [ブロックする]をクリックした場合は、EpsonNet Config をWindowsファイアウォールに登録してからご利用ください。 また、市販のファイアウォールソフトウェアをインストールしている場合は、ファイアウォールソフトウェア関連の画面が表示される場合があります。 ソフトウェアの取扱説明書を参照して、一時的に通信を許可してください。
(3)ご使用のプリンターを選択して、[設定開始]ボタンをクリックします。
(4)「ネットワークI/Fのプロパティ」画面が表示されたら、[MS Network]の[基本]をクリックして、[Microsoftネットワーク共有を使用する]にチェックします。
次項の接続設定で必要になりますので、[ホスト名]はメモを取るなどして記録してください。
(5)[MS Network]の[ファイル]をクリックし、[アクセス属性]を選択して[送信]ボタンをクリックします。 ※メモリーカードへの書き込みを可能にするには、[読み書き可能]を選択してください。
(6)以下の画面が表示されたら[OK]ボタンをクリックします。
(7)「パスワード」画面が表示されたら、[パスワード]を入力して、[OK]ボタンをクリックします。
(8)設定情報が送信されます。 [設定は正常に更新されました。]と表示されたことを確認して、[OK]ボタンをクリックします。
(9)「EpsonNet Config」画面に戻ったら、[×]ボタンをクリックして閉じます。
以上で、設定は完了です。
6-2.ネットワークドライブの割り当て
(1)[スタート]アイコンをクリックしてスタートメニューを表示します。 「プログラムとファイルの検索(または、[検索の開始])」欄に前項目で確認したホスト名を入力してキーボードの[Enter]キーを押します。 ※以下の書式で入力します。
(2)[memorycard]を右クリックして、[ネットワークドライブの割り当て]をクリックします。
(3)必要に応じて「ドライブ」から、割り当てたいドライブを選択します。 ※コンピューターを起動するたびにネットワークストレージを使用するときは、[ログオン時に再接続する]にチェックをつけてください。
(4)[完了]ボタンをクリックします。
割り当てたネットワークドライブは、コンピューター(または、コンピュータ)内にハードディスクなどと同様に表示させます。 ネットワークドライブアイコンをダブルクリックすることで、内部ファイルを表示させ、読み込み/書き込みできます。
本体で[読み込み専用]にしているときに、コンピューターからデータ削除を実行すると、コンピューター画面上は削除したように見えますが、実際のデータは削除されていません(表示を更新すると元に戻ります)。
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コンピューター側の確認事項
ネットワーク接続アイコンの状態を確認します。 ※OS環境によっては、コンピューター起動後2分ほど正常表示されない場合があります。
・コンピューターのネットワーク設定を確認します。 ・アクセスポイントが正常に動作しているかを確認します。
PA-W11G2側の確認事項 <ランプ状態について>
ステータスランプの状態
本体の前面でステータスランプの状態を確認します。
PA-W11G2側の確認事項 <ステータスシートの印刷>
ネットワークステータスシートを印刷すると、PA-W11G2の設定の状況を確認することができます。 ネットワークステータスシートは、1枚印刷する簡易ステータスシートと3枚印刷するフルステータスシートの2種類があり、無線に関する設定情報やMACアドレス、IPアドレスなどの情報が記載されています。
ネットワークステータスシートの印刷方法
PA-W11G2は電源を入れた直後から、約10秒間初期化動作を行います。(初期化動作中はUSBランプだけが緑点滅します。) 初期化動作中にネットワークステータスシートの印刷を実行すると、本製品の設定内容を正しく印刷できないことがあります。初期化動作が終了していることを確認してから印刷を実行してください。
(1)PA-W11G2とプリンターをUSBケーブルで接続し、どちらも電源が入っていることを確認します。
(2)プリンターにA4サイズの普通紙をセットし、印刷が可能になっていることを確認します。
(3)PA-W11G2の背面上部にある黒いSW1ボタン(ステータスシートボタン)を押して、ステータスシートを印刷します。 ・簡易ステータスシートを印刷する場合(1枚): SW1ボタンを1回押します。 ・フルステータスシートを印刷する場合(3枚): SW1ボタンを素早く2回押します。
ネットワークステータスシートの確認
接続に失敗している場合は、印刷したステータスシートにて問題のある項目がないか確認します。 無線LANで接続中の場合は、以下の項目をご確認ください。
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