-
-
PF-70/PF-71でハガキの給紙がうまくいかない場合やハガキが重送(複数枚のハガキを一度に給紙)してしまう場合は、以下の項目を確認します。
- ハガキの反りを修正し平らにする
- プリンターの設置場所
- 使用するハガキの確認
- プリンター内部の確認
- セットしたハガキと印刷設定の確認
- 用紙経路のクリーニング
- 定形紙(A5/L判など)の給紙がうまくいかない場合は、こちらをご参照ください。
1.ハガキの反りを修正し平らにする
用紙に反りがある場合、プリンターに取り込まれない場合や、正常に給紙できないことがあります。
反りを修正してください。
2.プリンターの設置場所
プリンターの設置場所をご確認ください。
プリンターを設置する際は、次のような場所に設置してください。
水平で安定した場所
設置状態に問題があると、通常プリンターの底面全体にバランス良くかかる重さが底面中央部に集中し、その重みによって底面が上に押され、用紙の給紙経路を圧迫して、給紙が正常に行われなかったり、印字汚れや紙詰まりを起こす原因になる場合があります。
以下の良い設置例のような場所に置いてください。
|
|
|
- プリンターの幅よりも広く水平で安定した場所
- プリンター底面のゴム製の脚(ゴム脚)がすべて接地できる場所
|
|
|
|
|
- 設置面が水平ではない
- 設置場所とプリンターの間に何か物が挟まっている
- プリンター底面のゴム製の脚が台からはみ出している
- プリンター底面のゴム製の脚が浮いている
|
|
プリンター底面のゴム製の脚(ゴム脚)について
プリンターの底面にはプリンターを支えるゴム脚が付いています。
すべてのゴム脚が水平に接地するようにプリンターを設置してください。
また、一見すると水平に見える場所でも、実際には設置面が歪んでいたり、水平ではない場合があります。
設置面に定規などを当てて水平な場所であることと、すべての脚が正しく接地しているかをご確認の上、プリンターを設置してください。
3.使用するハガキの確認
プリンターの仕様にあった用紙、ハガキを使用しているかを確認します。
使用するハガキによっては給紙が正常に行われなかったり、紙詰まりの原因となりますのでご確認の上、ご使用ください。
- 使用できないハガキは、こちらから機種を選択の上、ご確認ください。
- EPSON純正用紙の対応は、こちらから機種を選択の上、ご確認ください。
使用できないハガキ
以下のようなハガキは紙つまりや印刷汚れの原因になりますのでセットしないでください。
- 「反り」や「かえり」を修正する場合、一部のエプソン製専用ハガキでは印刷面を傷つけてしまうおそれがありますのでご注意ください。
- ハガキに印刷するときは、先に裏面(通信面)に印刷してしばらく乾かした後、反りを修正して平らにしてから表面(宛名面)に印刷してください。
※表面(宛名面)は、コンピューターからの印刷のみに対応しています。
4.プリンター内部の確認
印刷時の紙つまりで取り除ききれなかった用紙の切れ端が内部に残っていたり、給紙口から小さな異物が誤って入ってしまい、給紙が正常に行われない場合も考えられます。
プリンター本体の電源を「オフ」にし、給紙口や排紙口に用紙の切れ端が残ってないか、異物などが混入していないかを確認し、取り出せる範囲のものについては取り除き、再度印刷をお試しください。
紙片や異物などがどうしても取れない場合は、プリンターを分解したりせずに、お買い求めいただいた販売店または、エプソンの修理窓口へご相談ください。
※PF-70につきましては、すでに修理対応期間が終了しております。
5.セットしたハガキと印刷設定の確認
実際にプリンターにセットしたハガキと、プリンタードライバーの用紙設定が一致していないとエラーメッセージが表示され、給紙されない場合があります。
また、コンピューターを経由せずにプリンター単体で印刷を行う場合も、用紙サイズなどの設定が異なっているとエラーメッセージが表示され、給紙されない場合があります。
液晶画面にエラーメッセージが表示されている場合は、対処方法を参照してエラーを解除し、印刷設定が正しく設定されているかを確認してください。
印刷するハガキの印刷設定は下記よりお使いの機種を選択してご参照ください。
- ハガキのセット方法は、こちらよりお使いの機種を選択してご参照ください。
- エラーメッセージが表示されている場合の対処方法については、こちらをご参照ください。
- ご使用のアプリケーションソフトによっては、プリンタードライバーの設定を変更しても、アプリケーション側の設定が優先される場合があります。
- エプソン製専用ハガキによっては、ハガキをセットするときにエプソン製専用ハガキに同梱されている給紙補助シート、もしくは同じサイズの普通紙がないと正常に給紙できない場合がありますので、給紙補助シートが必要かどうかご確認ください。
PF-70:ハガキのセット可能枚数 |
セットするハガキの種類 |
セット可能枚数 |
印刷設定の[用紙種類] |
操作パネル |
プリンタードライバー/
スマートデバイス |
郵便ハガキ*1 |
20枚 |
[表面(宛名面)]
×*2
[裏面(通信面)]
郵便ハガキ |
[表面(宛名面)]
ハガキ宛名面
[裏面(通信面)]
郵便ハガキ |
郵便ハガキ
(インクジェット紙)*1 |
20枚 |
[表面(宛名面)]
×*2
[裏面(通信面)]
郵便IJハガキ |
[表面(宛名面)]
ハガキ宛名面
[裏面(通信面)]
郵便ハガキ(インクジェット紙) |
郵便光沢ハガキ*1 |
1枚 |
[表面(宛名面)]
×*2
[裏面(通信面)]
郵便光沢ハガキ |
[表面(宛名面)]
ハガキ宛名面
[裏面(通信面)]
郵便光沢ハガキ |
フォト光沢ハガキ |
1枚 |
[表面(宛名面)]
×*2
[裏面(通信面)]
郵便光沢ハガキ |
[表面(宛名面)]
ハガキ宛名面
[裏面(通信面)]
郵便光沢ハガキ |
写真用紙
<絹目調>はがき |
20枚*3 |
[表面(宛名面)]
×*2
[裏面(通信面)]
写真用紙 |
[表面(宛名面)]
ハガキ宛名面
[裏面(通信面)]
EPSON写真用紙 |
スーパーファイン
専用ハガキ |
20枚 |
[表面(宛名面)]
×*2
[裏面(通信面)]
スーパーファイン紙 |
[表面(宛名面)]
ハガキ宛名面
[裏面(通信面)]
EPSON
スーパーファイン紙 |
*1 |
: |
日本郵便株式会社製。 |
*2 |
: |
プリンターだけでの印刷には対応していません。 |
*3 |
: |
印刷結果がこすれたりムラになったりするときは、1枚ずつセットしてください。 |
PF-71:ハガキのセット可能枚数 |
セットするハガキの種類 |
セット可能枚数 |
印刷設定の[用紙種類] |
操作パネル |
プリンタードライバー/
スマートデバイス |
郵便ハガキ*1 |
20枚 |
[表面(宛名面)]
×*2
[裏面(通信面)]
郵便ハガキ |
[表面(宛名面)]
ハガキ宛名面
[裏面(通信面)]
郵便ハガキ |
郵便ハガキ
(インクジェット紙)*1 |
20枚 |
[表面(宛名面)]
×*2
[裏面(通信面)]
郵便IJハガキ |
[表面(宛名面)]
ハガキ宛名面
[裏面(通信面)]
郵便ハガキ(インクジェット紙) |
郵便光沢ハガキ*1 |
20枚 |
[表面(宛名面)]
×*2
[裏面(通信面)]
郵便光沢ハガキ |
[表面(宛名面)]
ハガキ宛名面
[裏面(通信面)]
郵便光沢ハガキ |
フォト光沢ハガキ |
20枚 |
[表面(宛名面)]
×*2
[裏面(通信面)]
郵便光沢ハガキ |
[表面(宛名面)]
ハガキ宛名面
[裏面(通信面)]
郵便光沢ハガキ |
写真用紙
<絹目調>はがき |
20枚*3 |
[表面(宛名面)]
×*2
[裏面(通信面)]
写真用紙 |
[表面(宛名面)]
ハガキ宛名面
[裏面(通信面)]
EPSON写真用紙 |
スーパーファイン
専用ハガキ |
20枚 |
[表面(宛名面)]
×*2
[裏面(通信面)]
スーパーファイン紙 |
[表面(宛名面)]
ハガキ宛名面
[裏面(通信面)]
EPSON
スーパーファイン紙 |
*1 |
: |
日本郵便株式会社製。 |
*2 |
: |
プリンターだけでの印刷には対応していません。 |
*3 |
: |
印刷結果がこすれたりムラになったりするときは、1枚ずつセットしてください。 |
6.用紙経路のクリーニング
一部のハガキでは、表面に粉をまぶしてあり、これらのハガキを使用した場合、給紙ローラーに粉が付着して、正常に給紙されず印刷に影響を与えている可能性もあります。
ハガキが正しく給紙されないときは、クリーニング用の用紙でプリンターの用紙経路をクリーニングしてください。クリーニングシートの粘着面によって、プリンター内部の紙粉などが取り除かれます。
- プリンター内部はティッシュペーパーなどで拭かないでください。繊維くずなどでプリントヘッドが目詰まりすることがあります。
- プリンターの給紙ローラーに付着する紙粉などを取り除き、紙送りをスムーズにし、給紙不良を改善します。
なお、重送(複数枚のハガキを一度に給紙)する場合にご使用いただいても効果はありません。
- クリーニングを行う前に印刷を中止してください。
コンピューターに印刷ジョブが残っている場合は、キャンセルまたは印刷中止をクリックして印刷ジョブを削除してください。
- PX/PM用クリーニングシートは、一般の室温環境下(温度15~25℃、湿度40~60%)で使用してください。
- 粘着テープ部分にインクが付着したクリーニングシートは使用できません。
PX/PM用クリーニングシートは、エプソンの直販サイト「エプソンダイレクトショップ」で購入することができます。
製品名 |
: |
PX/PM用クリーニングシート |
製品型番 |
: |
KL3CLS |
|
(2) |
クリーニングシートから茶色の保護シートをはがします。 |
|
※茶色の保護シートの下は粘着テープになっています。
手で触れたり、ほかのものに付かないようにご注意ください。 |
(4) |
クリーニングシートのコーナーカット(切り欠け部)を右下(粘着面を下)にして、プリンターの左端に沿ってセットしてください。 |
(6) |
プリンターのホーム画面から、ボタンで[セットアップ]を選択して[OK]ボタンを押します。 |
|
※ホーム画面が表示されていない場合は、ボタンを押して、ホーム画面を表示します。 |
(7) |
ボタンで[プリンターのお手入れ]を選択して[OK]ボタンを押します。 |
(8) |
ボタンで[用紙経路のクリーニング]を選択して[OK]ボタンを押します。 |
(9) |
以降は、プリンターの画面の指示に従って通紙します。 |
|
※(4)~(9)の手順を2、3回繰り返してください。 |
クリーニングシートは、3回程度の通紙で効果がなくなります。
以上で、クリーニングは完了です。
用紙経路のクリーニングを行っても改善しない場合は、こちらからお使いの機種名を選択し、カラリオインフォメーションセンターにお問い合わせください。