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TM-m30 は TM-T88V よりも印字密度( DPI ) が高く、印字される文字サイズが異なってきますので 1 行に印字可能な文字列の桁数が多くなります。
※ DPI = 1 インチの範囲で表現できるドット数
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どちらの機種であっても半角文字であるフォント A ( 初期値 )の文字構成は 横 12 x 縦 24 ドット ( 横 2 ドットスペースを含む )ですが、印字密度( DPI )の違いにより、TM-m30 の方が TM-T88V よりも 1 インチ内により多くのドット数で埋めることができるため、文字の大きさも小さく見えます。
例えば TM-T88V では半角 1 文字 = 1.41 x 3.39 mm ですが、TM-m30 では 1.25 x 3.00 mm になります。
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上記のように、プリンターの仕様により機種毎に 1 行に印字可能な桁数は異なってしまいますので、各プリンターの文字の大きさや桁数の違いなどを踏まえた上で、プログラムによる対策方法をご検討いただく必要があります。
※ EPSON OPOS ADK の SetupPOS など、ドライバー側の設定にて微調整をおこなうことは出来ません。
プリンターをリプレースされた後に、同じプログラムから同じ印字結果を実現するためには、ある程度汎用的な印字結果となるようにプログラム側で対処いただく必要がございます。
EPSON OPOS ADK の場合ですと、RecLineCharsListプロパティによって「印字可能桁数の把握」や、RecLineWidthプロパティによる「一行の幅( ドット ) の取得」などにより、文字列や画像などを機種に合わせた内容に変えてプリンターへ出力してください。
なお「プログラムを変更する場合における容易な方法」につきましては、プログラムコードの内容により印刷文字列の作り方や印字位置の決め方が異なりますので、標準的な回答はございません。
EPSON OPOS ADK のインストール時に同時展開されるサンプルプログラム「デバイス非依存のプログラムにする」がございますのでご参照ください。