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印刷物に白い線が入る、印刷が汚いなど、印刷結果に問題があるときは、プリントヘッドのメンテナンスが必要です。
大判インクジェットプリンター本体には、プリントヘッドを良好な状態に保ち最良の印刷結果を得るために、以下のようなメンテナンス機能があります。
印刷結果や状況に応じて、該当するメンテナンスを実行してください。
(1)
ノズルの目詰まりの自動検出
ノズルチェックパターンを印刷することなく、プリントヘッドの目詰まり状態をプリンター本体が自動的に
判断し、クリーニングする機能です (実行する場合は
マニュアルを参照ください)。
(2)
ノズルの目詰まりをチェックパターンで確認
任意にチェックパターンを印刷する方法と、
ページ間ノズルチェック印刷機能(ロール紙のみ)設定をする
方法の2通りがあります。
(3)
プリントヘッドのクリーニング
プリントヘッドの表面を清掃してノズルの目詰まりを解消する機能です。
チェックパターンでかすれや欠けが確認されたときに行います(実行する場合は
マニュアルを参照ください)。
(4)
印刷位置ズレの調整(ギャップ調整)
印刷位置のズレを調整する機能です。
罫線がずれる、または印刷結果に粒状感が目立つときに行います。
(実行する場合は、
マニュアルを参照ください)
本機能は、プリンター設定にある「自動ノズルチェック」「タイマークリーニング」の2項目から設定できます。

・ノズルの目詰まり検出を 100% 保証するものではありません。
・ノズルの目詰まり検出時に微量のインクが消費されます。
・自動クリーニング時には、インクが消費されます。
【
機能1】自動ノズルチェックについて
設定を ON にすると、印刷開始時(定期、ジョブごとのいずれか)かヘッドクリーニング前後のタイミングに
ノズルの状態を確認します。
ノズルの目詰まりを検出したときは、操作パネルで設定された回数まで自動クリーニングを行います。

[自動ノズルチェック]の[印刷時設定]を[OFF]に設定しても、以下のタイミングには必ず自動ノズルチェックを
行いますので、予めご了承ください。
・初期インク充填後
インク充填後のノズルの状態を確認するために自動ノズルチェックを行います。
ノズルが目詰まりしていたときは、自動クリーニングを 1回だけ行います。
・ブラックインク種類の切り替え前
ノズルが目詰まりしていると、正常に切り替えが実行できないため、自動ノズルチェックを
行います。
ノズルが目詰まりしていたときは、[自動クリーニング回数]の設定に関わらず、ノズルの
目詰まりが解消されるまで(最大3回)自動クリーニングを行います。
【
機能2】タイマークリーニング
前回の印刷終了から設定時間を経過後にプリンター本体の電源を入れるかスリープモードから復帰する動作を
行うと自動的にクリーニングします。
ノズルが目詰まりしていないときは、クリーニングしません。
確認するには 2通りの方法があります。
(1)
任意にチェックパターンを印刷する
本体をしばらく使わなかったときや大切な印刷物を印刷する前には、ノズルの目詰まりチェックパターンを
印刷して目視で確認することをお勧めします。
パターンがかすれていたり、欠けたりしているときはヘッドクリーニングを実行します。
<正常なチェックパターン> <ヘッドクリーニングが必要なパターン>
(2)
ページ間ノズルチェック機能印刷(ロール紙のみ)
設定したページ(1ページまたは 10ページごと)の先頭にノズルチェックパターンを印刷します。
一度にまとめて印刷するときや、大切な印刷物を印刷するときに設定しておくと、印刷終了後にパターンを
確認して、以降の印刷結果にノズルの目詰まりがないか判断できます。
ヘッドクリーニングはコンピューターとプリンター操作パネルのどちらからも行えます。
実行手順につきましては
マニュアルを参照ください。

・ヘッドクリーニングでは、インクが消費されます。
文字がかすれる、画像が明らかに変な色で印刷されるなどの症状が出るとき以外は必要ありません。
・全列をクリーニングすると、全色のインクが消費されます。
モノクロ印刷などでブラック系のインクだけ使っているときも、カラーインクを消費します。
・メンテナンスボックスの空き容量が少ないときは予備を用意しておいてください。
短期間にヘッドクリーニングを繰り返すと、メンテナンスボックス内のインク蒸発が少ないため
メンテナンスボックスのインクがすぐにいっぱいになる可能性があります。
・[パワークリーニング]はメンテナンスメニュー内の[ヘッドクリーニング]よりもインクを多く
消費します。
事前にインク残量を確認し、インク残量が少ないときは新しいインクカートリッジを用意してから
実行してください。
・[パワークリーニング]をしても目詰まりが解消しないときは、プリンター本体の電源を切って
一晩以上放置してください。
時間を置くことによって、目詰まりしているインクが溶解することがあります。
それでも改善されないときは、お買い求めの販売店またはエプソンサービスコールセンターへ
ご連絡ください。
ギャップ調整はコンピューターとプリンター本体のどちらからでも行えますが、調整の内容は異なります。
ほとんどの場合はコンピューターから行う調整をお勧めしますが、調整が終了するまで約 6分かかります。
2通りの調整内容につきましては、
マニュアルを参照ください。
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SC-P9050/SC-P8050/SC-P7050/SC-P6050 |
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