連続紙で印刷をしようとすると下記のような現象が発生して印刷できないことがあります。
・連続紙で印刷しようとすると、単票紙に切り替わり印刷できない。 ・連続紙で印刷しようとすると、「用紙チェック」ランプが点灯しピーピーと音がなる。単票紙に切り替わる。
上記の現象が発生した場合は、以下の内容をご確認ください。
プリンターが正常に動作しているかどうかについて、プリンター内蔵の印字パターンを印刷して確認します。
(1)何を印刷しても差し支えない連続用紙をご用意し、プリンター背面のプッシュトラクタにセットします。
(2)プリンターの電源を入れ直して、用紙チェックランプが点灯していないことを確認し、プリンターのパネルで[給紙方法]のスイッチを押して「連続紙」を選択して、「印刷可」が点灯していることを確認します。
(3)「印刷可」の点灯を確認したら、一旦プリンターの電源をオフにします。
(4)[改行/改ページ]または[給紙/排紙]どちらかの1つのスイッチを押したまま電源をオンにします。
(5)下記のような印刷結果が出力されれば、プリンター本体の機能は正常に動作しています。 ※印刷中に[印刷可]スイッチを押すと印刷は停止します。印刷停止後、電源をオフにします。
プリンター本体の動作が正常でしたら、以下の各項目をご確認ください。
1. プリンタードライバー上の給紙方法を確認します
コンピューター側でのプリンタードライバー上の給紙方法が、「プッシュトラクター」になっていない可能性があります。 ※以降では、Windows 10の画面を例に説明します。
(1)VP-4300のプリンタードライバー印刷設定画面を開きます。 Windows 11の場合:ボタンをクリックし、[設定]-[Bluetoothとデバイス]-[プリンターとスキャナー]の順にクリックし、VP-4300をクリックして[印刷設定]をクリックします。 Windows 10の場合:ボタンをクリックし、すべてのアプリの一覧から[Windowsシステムツール]-[コントロールパネル]-[デバイスとプリンター]の順にクリックし、 「デバイスとプリンター」画面が開いたら、VP-4300のアイコンを右クリックして「印刷設定」をクリックします。。
(2)[用紙/品質]タブをクリックします。
(3)「給紙方法」の「プッシュトラクター」に黄色い三角形の[!]マークが表示されていましたら、「単票紙」が指定されていることになります。 黄色い三角形の[!]マークが表示されている場合は[詳細設定]をクリックします。
(4)用紙サイズの表示を確認し、連続紙に設定を変更します。
2. 連続紙のユーザー定義サイズを確認します
連続紙のユーザー定義サイズとして作成したときに、単票紙と同じサイズで登録されると単票紙と認識されてしまい、給紙方法のプッシュトラクターを選択すると下図のように黄色い三角形の[!]マークがつきます。 例えば、連続用紙を「8.5×11.0 inch」のユーザー定義サイズとして作成した場合、「Letter」と同じサイズであることから「単票紙」の扱いと認識してしまうため、連続紙として表示されません。 連続紙として表示させたい場合は、「8.52×11.0 inch」にするなど、[幅]の設定を数ミリ程度で変更してください。
3. アプリケーションソフト側の用紙サイズ設定を確認します
アプリケーションソフト側が自動的に用紙サイズを指定し、その設定したサイズが間違っている場合に現象が発生することがあります。 存在しない用紙サイズが指定されていると、単票紙(初期値のA4サイズ)の設定に戻ります。 アプリケーションソフト側で設定されている用紙サイズにつきましては、お客様のシステム担当者の方にご相談いただく必要がございます。
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