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プリンタードライバーインストール時にエラーが表示されインストールが完了しない場合、現時点で行える対処方法については以下をご参照ください。
なお、2023年8月30日現在、macOS 10.15.x、11.x、12.x、13.xで、本現象とみられるご指摘がある事を確認しております。
メッセージ内容
「インストールできませんでした。
エラーによってインストールできませんでした。ソフトウェアの製造元に問い合わせてください。」
本FAQの内容は、現在調査中で、暫定的な内容となりますので、今後更新される場合がございます。
そのため、今後の最新OSでも発生する可能性があります。
該当するお客様につきましては、お手数ですが、今後の更新内容についてもご確認をお願いいたします。
なお、以下のメッセージが表示される現象と異なる場合、インストールが行えないことについては別の要因と思われますので、以降の対処方法を行わないでください。
1.発生する現象
プリンタードライバーのインストール時に以下のメッセージが表示され、インストールすることができない、という現象です。
2.本現象に至る原因
既にインストールされているプリンタードライバー関連ファイルの一部のファイル属性がRootlessになっているため、プリンタードライバーのインストールおよび削除ができない状態です。
現在、なぜファイル属性がRootlessとなるのかについて調査しておりますが、macOSには、システム整合性保護(System Integrity Protection: SIP)が搭載されており、ファイル属性が一度Rootlessになってしまうと、通常、ファイル操作不可能となります。
※上記のリンク先は、Apple社のサポートページとなります。
3.回避方法
本現象については、以下の方法で回避が可能です。
しかしながら、高度な操作が必要となりますので、Macにお詳しい方にもご相談のうえ、ご対応ください。
ここでは、必要事項のみを記載いたします。
①macOS自体をリカバリーモードで起動します。
※コンピューターの起動時に、Commandキー(⌘)とRキーを同時に押し続けます。
②「ターミナル」を選択します。
③ターミナルウィンドウで、以下を入力して、Enter/Retuenキーを押します。
この操作の結果、上述のシステム整合性保護(System Integrity Protection: SIP)が無効になります。
④コンピューターを再起動します。
⑤該当するプリンタードライバーをインストールします。
⑥macOS自体をリカバリーモードで起動します。
⑦ターミナルウィンドウで、以下を入力して、Enter/Retuenキーを押します。
この操作の結果、上述のシステム整合性保護(System Integrity Protection: SIP)が有効に戻ります。
⑧コンピューターを再起動します。
以上で、対処終了です。