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適切な設置環境で正しくご使用いただくことがエプソンのプリンターを安全に長くお使いいただくためのポイントです。
使用する前に以下の項目をご確認ください。

- プリンター設置時の注意点
- プリンター使用時の注意点
- プリンターの保管・移動時の注意点
1.プリンター設置時の注意点
プリンターを設置する際は、次のような場所に設置してください。
風通しの良い場所
プリンター背面、または側面にある通風口をふさいだ状態で使用すると、発熱を抑える動作モードに自動的に切り替わり、プリンターの動作が遅くなることがあります。
マニュアルに通風口の記載がない機種の場合も、熱がこもらないように壁と間隔をあけて設置することをお薦めします。
また、風通しの良い場所に設置した場合でも、冷暖房機器から出る送風が直接当たる場所では使用中にプリントヘッドが乾燥しやすくなり、目詰まりが発生する場合がありますので、プリンター設置の際にはこれらの点にご注意ください。

直射日光の当たらない、温度・湿度の変化が少ない場所
温度や湿度の変化が激しい場所に設置すると、プリンターの動作不良や故障、感電、火災につながるおそれがあります。
低温下、高温下、極端な湿度下では使用しないでください。
一般の室温環境下(室温:15~25℃、湿度:40~60%)でのご使用をお勧めいたします。

水平で安定した場所
プリンターの設置状態に問題がある場合、プリンター底面中央部にプリンターの重さが集中し、底面が上に押され、用紙の給紙経路が圧迫されることで給紙が正常に行われなかったり、印字汚れや紙詰まりを起こす原因になります。
<良い設置例> |
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- プリンターの幅よりも広く水平で安定した場所
- プリンター底面のゴム製の脚(ゴム脚)がすべて接地できる場所
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<悪い設置例> |
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- 設置面が水平ではない
- 設置場所とプリンターの間になにか物が挟まっている
- プリンター底面のゴム製の脚が台からはみ出している
- プリンター底面のゴム製の脚が浮いている
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プリンター底面のゴム製の脚(ゴム脚)について
プリンターの底面にはプリンターを支えるゴム脚が付いています。
すべてのゴム脚が水平に接地するようにプリンターを設置してください。
※下図は、ゴム脚配置の一例になります。
機種によって、ゴム脚の数や配置場所が異なります。
また、一見すると水平に見える場所でも、実際には設置面が歪んでいたり、水平ではない場合があります。
設置面に定規などを当てて水平な場所であることと、すべての脚が正しく接地しているかをご確認の上、設置してください。

2.プリンター使用時の注意点
プリンターを使用する際は、以下の点にご注意ください。
電源の「オン/オフ」について
インクジェットプリンターには、プリントヘッドの乾燥を防ぐためのキャップがあります。
通常、印刷終了時や電源を「オフ」にしたとき、自動的にプリントヘッドが右端のホームポジション(キャッピング位置)に移動し、キャップされますが、動作中に突然電源が切れたりすると正しくキャップされず、プリントヘッドが乾燥してしまいます。
電源の「オン/オフ」は、必ずプリンター本体の電源ボタン
で行ってください。
また、動作中に急な電源「オフ」が起こることを未然に防ぐためにも電源プラグは、スイッチ付きテーブルタップなどに接続せず、壁などに直付けされたコンセントに差し込んでください。

原稿台使用時の注意点
一部の複合機において、原稿カバーの取り外しができる機種があります。
原稿カバーの取り扱いにはご注意ください。

3.プリンターの保管・移動時の注意点
プリンターを保管、移動するときには、以下の点に注意してください。
3-1.保管時の注意点
水平な状態で保管してください
プリンターを保管するときは、インクカートリッジを取り付けたまま、傾けたり、立てたり、逆さにしたりせずに水平な状態で保管してください。
プリンター内部にホコリが入らないようにしてください
プリンターのノズルは、たいへん小さい物です。
そのため、目に見えない小さいホコリがプリントヘッドに付着すると目詰まりしてしまいます。
必要時以外は、可能な限り開口部を閉じてお使いください。
また、長期間使用しないときなどは、ホコリが入らないように布やシートなどを掛けておくことをお勧めします。
プリントヘッドの目詰まり
プリントヘッドの目詰まりを防止するために、定期的に印刷を行ってください。
万年筆などを長期間放置すると乾燥して書けなくなるのと同じようにプリンターを
長期間使用しないと、プリントヘッド(ノズル)が乾燥して目詰まりする場合があります。
ノズルの目詰まりを防ぐために、定期的に印刷することをお勧めします。

長期間使っていないプリンターをお使いになる場合
プリントヘッド(ノズル)が目詰まりしている可能性があります。
ノズルチェック機能を使いノズルの目詰まりを確認してノズルが目詰まりしている場合は、プリントヘッドのクリーニングを行ってください。
手順は、以下のFAQをご参照ください。
なお、エコタンク搭載モデルプリンターでは、1~2ヶ月プリンターを使わなかった後にノズルの目詰まりを確認してノズルが目詰まりしている場合は、インクチューブ内のインクを入れ替えると問題が解決することがあります。操作手順は下記のFAQをご参照ください。
3-2.移動時の注意点
プリントヘッドがキャッピングされていることを確認してください
電源を「オフ」にした際、プリントヘッドが右端のキャッピング位置にあることを確認して、電源プラグをコンセントから抜き、プリンターケーブルを取り外します。

排紙トレイや用紙サポートなどは収納し移動してください
排紙トレイや用紙サポートを開いたまま移動させると破損の原因になりますので用紙を外し、排紙トレイや用紙サポートは収納してから移動してください。


プリンターを輸送する場合
- 梱包材を取り付けるときは、傾けたり、立てたり、逆さにしたりせずに水平な状態で行ってください。
- 開梱時の保護具などがある場合は、保護具を利用してしっかり梱包してください。
保護具がない場合は、市販のテープなどを使って、インクカートリッジセット部が動かないように本体カバーへしっかり固定します。
※固定に使用する市販のテープなどで長時間貼り付けたままにすると糊がはがれなくなるテープもあるので、輸送後は直ちにはがしてください。
水平な状態で移動してください
プリンターを移動させる際、インクカートリッジを取り付けたまま、傾けたり、立てたり、逆さにしたりせずに水平な状態で移動してください。