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  FAQ番号:52771
プリンターの機能を利用者によって制限する設定手順<PX-M6711FT,PX-M885F,PX-M5040F他>
 
 

本FAQの対象は以下のとおりです。

対象機種
EW-M5071FT PX-M350F PX-M380F PX-M381FL
PX-M5040F PX-M5041F PX-M5080F PX-M5081F
PX-M6711FT PX-M6712FT PX-M7050F PX-M7050FP
PX-M7110F PX-M7110FP PX-M791FT PX-M840F
PX-M860F PX-M884F PX-M885F PX-M886FL
PX-S380 PX-S381L PX-S5080 PX-S6710T
PX-S7110 PX-S7110P PX-S884 PX-S885

上記対象機種のプリンターの機能を、利用者によって制限する場合の設定手順です。
(特定のコンピューターからのみ印刷できるように設定したい、特定のコンピューターからはカラー印刷ができないようにしたい、など)

注意

利用者制限の設定を行った後は、プリンター本体の「コピー」「ファクス」「スキャン」「外部メモリーから印刷」「ファクスボックス」のアイコンをタップすると、「この機能は利用者が制限されているため使用できません」と表示されます。
この機能を使用する場合は、プリンターのパネル操作を行うだけであっても、使用するたびにプリンターのパネルでのログイン操作が必要になります。(ログインしたIDに許可されていない機能は、ログイン後も使用できません。)

1. 利用者制限の設定

Web Config(Web版のEpsonNet Config)から設定を行います。

<参考>
Web Configとは、ブラウザー経由でプリンターの設定を行うためのツールです。ブラウザーからアクセスすることで使用可能となります。

(1)利用者制限の設定を行うプリンターのIPアドレスを,、プリンターの液晶パネル、ネットワーク接続診断レポートまたは、ネットワークステータスシートから確認します。

プリンターのIPアドレスを確認する箇所


・ネットワーク接続診断レポートを印刷している場合は、「ネットワーク設定情報」の項目内の「IPアドレス」の箇所でプリンターのIPアドレスを確認します。
  ◦ネットワーク接続診断の操作手順は、ネットワークガイド/システム管理者ガイド/ユーザーズガイドまたは、FAQ番号:34207をご参照ください。


・ネットワークステータスシートを印刷している場合は、<TCP/IP Ipv4>の項目内の「IP Address」の箇所でプリンターのIPアドレスを確認します。
  ◦印刷する方法は、ネットワークガイド/システム管理者ガイド/ユーザーズガイドをご参照ください。

(2)コンピューターでブラウザーを開き、URLの欄に上記の手順(1)で調べたIPアドレスを
半角数字で入力して、キーボードのEnterキーを押します。
※IPアドレスの「***」は、ネットワーク環境によって1桁や2桁の数字になっていることがあります。
※以降、Microsoft Edgeの画面を例にします。

書式:https://プリンターのIPアドレス(IPv4アドレス)/

https://***.***.***.***/



 

(3)Web Config画面が表示されます。
※ネットワーク環境によって「接続がプライベートではありません」というセキュリティ通知画面が表示される場合は、[詳細設定]をクリックし、表示されたIPアドレスの箇所をクリックしてください。
※macOS環境のSafariから設定するときに表示された場合は、[詳細を表示]-[このWebサイトを閲覧]の順にクリックし、表示された画面の[Webサイトを閲覧]をクリックします。

ポイント

最初に「管理者パスワード変更」の画面が表示される場合、プリンター本体に貼られているラベルにある製造番号(シリアルナンバー)が初期パスワードになります。初期パスワードを「新しいパスワード」および「新しいパスワードの確認」欄に入力し、[設定]をクリックし、手順(6)に進みます。
※ユーザー名は空欄のままでも進めることができます。
ラベルの貼り付け位置は、下記リンク先のFAQからお使いの機種を選択してご確認ください。

※上記画面にてユーザー名や製造番号(シリアル番号)以外のパスワードを設定する場合は、設定した内容をお忘れにならないようメモなどにお控えください。

(4)画面右上付近または、画面左側メニュー上部の[管理者ログオン]をクリックします。

(5)プリンターに設定した管理者ユーザー名(表示される機種にて設定した場合)とパスワードを入力し、[確認]ボタンをクリックします。

(6)[本体セキュリティ]タブが表示されている場合はクリックし、左側の「利用者制限設定」内の[基本]をクリックします。
左側のメニューに「利用者制限設定」がある場合は、クリックして+を展開し、[基本]をクリックします。
表示が変わりましたら、画面右側の「利用者制限を有効にする」をクリックしてチェックを入れ、[設定]をクリックします。

ポイント

「利用者制限を有効にする」にチェックを入れると、「コンピューターからの認証情報を持たない印刷/スキャンを許可する」または「認証情報の無い印刷/スキャンを許可する」にも同時にチェックが入ることがあります。特定のコンピューターからのみ印刷やスキャンをさせたい場合はこのチェックを外してください。
※上図は「利用者制限を有効にする」のみにチェックを入れている場合の例です。

(7)設定変更中は砂時計の絵が表示されています。
しばらく待ち、[設定終了]と表示されたら、続いて「2. ユーザー設定」の手順に進みます。

2. ユーザー設定

(1)[本体セキュリティ]タブが表示されている場合はクリックし、左側の「利用者制限設定」内の[ユーザー設定]をクリックします。
左側のメニューに「利用者制限設定」がある場合は、クリックして+を展開し、[ユーザー設定]をクリックします。
表示が変わりましたら、右側のユーザー名が空欄になっている箇所の「登録」をクリックします。
※最大10ユーザーまで登録可能です。

(2)任意の「ユーザー名」と「パスワード」を入力し、このユーザーに許可する機能にチェックを入れて、[適用]ボタンをクリックします。
ここで設定したユーザー名とパスワードは、コンピューターのほか、プリンター本体の液晶パネルからログインする際に入力する場合があります。使用できる文字については、「5. 本体パネルでコピーやファクスをする」の項目をご参照ください。
※一部のカラー印刷対応機種で設定可能な「モノクロ/カラー印刷制限」は、コンピューターからの印刷を許可する設定にした場合に、任意で設定できます。


または

(3)ユーザー設定の一覧画面に戻るまでしばらく待ち、「設定が終了しました」と表示されたら、設定は完了です。
※設定したユーザー名の右隣の[編集]をクリックすると、設定した内容の変更や削除が行えます。

(4)「管理者ログオフ」をクリックしてから、ブラウザーを閉じて終了します。

登録したユーザー名とパスワードは、印刷/スキャンを行うコンピューターのドライバーにて設定または、液晶パネルから入力して使用します。

3. プリンタードライバーの設定(印刷するコンピューターのみ)

(1)プリンタードライバーの「印刷設定」画面を開きます。
※各Windows OSにて印刷設定を表示する手順の詳細は、こちらをご参照ください。

(2)[ユーティリティー]タブを選択し、右下付近の[プリンターの情報]をクリックします。

(3)下部の「利用者制限」内にて「情報の登録」をクリックしてチェックを入れ、[設定]をクリックします。

(4)「2. ユーザー設定」の手順にて設定した、ユーザー名とパスワードを入力し、[OK]ボタンをクリックします。

(5)「プリンター情報」画面に戻りましたら、[OK]をクリックして画面を閉じます。

(6)印刷設定画面に戻りましたら、[OK]をクリックして画面を閉じ、印刷を試してください。

ポイント

Web Configにて「モノクロ/カラー印刷制限」設定が行える機種で、「モノクロ印刷のみ許可」に設定した場合は、プリンタードライバーの[基本設定]タブで「グレースケール」を選択します。
印刷を行うたびに「グレースケール」を選択するか、上記手順の「情報の登録」にてユーザー名とパスワードの設定後に「グレースケール」を選択して、[OK]をクリックしてプリンタードライバーの設定を変更するか、ご使用の状況に合わせてご検討ください。



4. スキャナードライバーの設定 (スキャンするコンピューターのみ)

お使いの製品やスキャナードライバーにより、下記のいずれかで設定を行います。

4-1. スキャンするコンピューターで初めてEpson Scan 2を起動する場合

「スキャナーの設定」画面にて設定したい製品を選んで追加し、利用者制限の設定を行います。
※ここでは、PX-M6010F/PX-M6011Fシリーズを例にしています。

(1)スタートメニュー※から、「Epson Scan 2ユーティリティー」を起動します。

Windows 11/Windows Server 2022
スタートをクリックし、[すべてのアプリ]-[EPSON]-[Epson Scan 2ユーティリティー]を順にクリックします。
Windows 10/Windows Server 2016/Windows Server 2019
スタートをクリックし、アプリケーションの一覧から[EPSON]-[Epson Scan 2ユーティリティー]を順にクリックします。
Windows 8.1/Windows Server 2012 R2:
スタート画面を表示して左下の下向き矢印をクリックし、「アプリ」画面から[EPSON]-[Epson Scan 2ユーティリティー]をクリックします。
Windows 8/Windows Server 2012:
「スタート」画面でアイコンがないところを右クリックしてアプリバーを表示し、「すべてのアプリ」をクリックして「アプリ」画面から[EPSON]-[Epson Scan 2ユーティリティー]をクリックします。
Windows 7/Windows Server 2008 R2/Windows Vista/Windows Server 2008/Windows XP/Windows Server 2003/Windows Server 2003 x64 Edition
画面左下のスタートをクリックし、[すべてのプログラム]または[プログラム]から[EPSON]-[Epson Scan 2]-[Epson Scan 2ユーティリティー]を順にクリックします。
Mac OS
画面上部の[移動]メニューから[アプリケーション]-[EPSON Software]-[Epson Scan 2ユーティリティー]を順にクリックします。

(2)「スキャナー」欄をクリックして一覧を表示し、最下部の[設定]をクリックします。

(3)利用者制限の設定を行う製品名と接続しているIPアドレスを確認してクリックし、[利用者制限]をクリックします。

ポイント

設定を行う製品が一覧に表示されていない場合は、下記の手順で追加します。
※詳細な手順は、FAQ:35183の「2.ネットワーク接続(無線LAN/有線LAN接続)の場合」をご参照ください。

(a)[編集を許可]ボタンをクリックして[追加]をクリックし、ユーザーアカウント制御画面が表示される場合は、[はい]をクリックします。

(b)「ネットワークを検索」の結果から選択または、「アドレスを入力」を選択してIPアドレスを入力し、[追加]をクリックしてネットワークスキャナーを追加します。


(4)「2. ユーザー設定」の手順にて設定した、ユーザー名とパスワードを入力し、[OK]をクリックします。

(5)[OK]をクリックして「スキャナーの設定」画面を閉じ、Epson Scan 2ユーティリティー画面を右上の×印をクリックして閉じます。

4-2. スキャンするコンピューターでEpson Scan 2を起動したことがある場合

既にEpson Scan 2に接続したことがある場合は、Epson Scan 2にて製品を選択し、利用者制限の設定を行います。
※ここでは、PX-M6010F/PX-M6011Fシリーズを例にしています。

(1)スタートメニュー※から、「Epson Scan 2」を起動します。

Windows 11/Windows Server 2022
スタートをクリックし、[すべてのアプリ]-[EPSON]-[Epson Scan 2]を順にクリックします。
Windows 10/Windows Server 2016/Windows Server 2019
スタートをクリックし、アプリケーションの一覧から[EPSON]-[Epson Scan 2を順にクリックします。
Windows 8.1/Windows Server 2012 R2:
スタート画面を表示して左下の下向き矢印をクリックし、「アプリ」画面から[EPSON]-[Epson Scan 2]をクリックします。
Windows 8/Windows Server 2012:
「スタート」画面でアイコンがないところを右クリックしてアプリバーを表示し、「すべてのアプリ」をクリックして「アプリ」画面から[EPSON]-[Epson Scan 2]をクリックします。
Windows 7/Windows Server 2008 R2/Windows Vista/Windows Server 2008/Windows XP/Windows Server 2003/Windows Server 2003 x64 Edition
画面左下のスタートをクリックし、[すべてのプログラム]または[プログラム]から[EPSON]-[Epson Scan 2]-[Epson Scan 2]を順にクリックします。
Mac OS
画面上部の[移動]メニューから[アプリケーション]-[EPSON Software]-[Epson Scan 2]を順にクリックします。

(2)画面上部の「スキャナー」の欄で、設定するネットワークスキャナー名が選択されていることを確認し、画面下部の[プレビュー]をクリックします。

(3)「ユーザー認証に失敗しました。」という画面が表示されたら、[はい]をクリックします。

(4)「2. ユーザー設定」の手順にて設定した、ユーザー名とパスワードを入力し、[OK]をクリックします。

(5)Epson Scan 2の画面に戻り、スキャンができるようになっていることを確認します。

4-3. EPSON Scanを使用する機種の場合

※ここでは、PX-M7050Fシリーズを例にしています。

(1)スタートメニュー※から、「EPSON Scan」を起動します。

Windows 11/Windows Server 2022
スタートをクリックし、[すべてのアプリ]-[EPSON]-[EPSON Scan]を順にクリックします。
Windows 10/Windows Server 2016/Windows Server 2019
スタートをクリックし、アプリケーションの一覧から[EPSON]-[EPSON Scan]を順にクリックします。
Windows 8.1/Windows Server 2012 R2:
スタート画面を表示して左下の下向き矢印をクリックし、「アプリ」画面から[EPSON]-[EPSON Scan]をクリックします。
Windows 8/Windows Server 2012:
「スタート」画面でアイコンがないところを右クリックしてアプリバーを表示し、「すべてのアプリ」をクリックして「アプリ」画面から[EPSON]-[EPSON Scan]をクリックします。
Windows 7/Windows Server 2008 R2/Windows Vista/Windows Server 2008/Windows XP/Windows Server 2003/Windows Server 2003 x64 Edition
画面左下のスタートをクリックし、[すべてのプログラム]または[プログラム]から[EPSON]-[EPSON Scan]-[EPSON Scan]を順にクリックします。
Mac OS
画面上部の[移動]メニューから[アプリケーション]-[EPSON Software]-[EPSON Scan]を順にクリックします。

(2)画面上部の「スキャナーの選択」で設定するスキャナー名を確認し、「接続方法」で[ネットワーク接続]が選択されていることを確認します。

(3)接続しているIPアドレスが表示されていることを確認し、「スキャナーの状態」枠内の[利用者制限]をクリックします。
※IPアドレスが表示されていない場合は、FAQ:1881の[ネットワーク接続]を参照してネットワークスキャナーを追加してください。

(4)「2. ユーザー設定」の手順にて設定した、ユーザー名とパスワードを入力し、[OK]をクリックします。

(5)画面下部の[OK]をクリックして、「EPSON Scanの設定」画面を閉じます。

5. 本体パネルでコピーやファクスをする

5-1. 利用制限されている場合の画面動作

※ここでは、PX-M7110Fシリーズの画面を例にしています。

「利用者制限」設定をしているプリンターの液晶パネルでは、「コピー」「ファクス」「スキャン」「外部メモリーから印刷」「ファクスボックス」が非アクティブ化するため、アイコンの色がグレーまたは薄い色になっています。

非アクティブ化になっているアイコンをタップすると、「この機能は利用者が制限されているため使用できません。」と表示され、操作ができなくなっています。

5-2. プリンター本体でログインする

(1)右上のログインマークをタップします。

(2)ログインするユーザー名をタップします。
※Web Configで設定した数のユーザー名がすべて表示されます。下図は3つのユーザー名を作成した場合の例です。

(3)ユーザー名に設定したパスワードを入力して右下の[OK]をタップします。


(4)右上に今ログイン中のユーザー名が表示され、「コピー」「ファクス」「スキャン」などのボタンがアクティブ表示になりました。

(5)操作が終了したら、右上のログアウトマークをタップして、ログアウトします。

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